久しぶりに夜のイルトラムへ。
今月はすでに1度伺っているので、初めての月2回訪問です。
月替わりのおまかせワンコースのお店なので、いつも月イチでお邪魔するようにしているのですよね。
併せて昼訪問時の同じコースの写真もご確認いただければと思います。
夜はムーディー。
BGMはお昼と変わらずジャジーなものなのですけど、照明が絞られると途端大人っぽくなりますね。
陰のあるフォカッチャもムーディー。
ドリンクはガス入りのお水をお願いして準備万端です。
いざ!
カリフラワーのズッパ、パルミジャーノのクロッカンテ、マジョラム風味。
カリフラワーと、つなぎのお米でつけたとろみのあるスープ。
マイルドなベースに、パルミジャーノとマジョラムのとがりのある風味がリズムよく刺さります。
ブッラータ バジルの香りを付けたトマト レモンの香り。
シェフ定番の甘々アメーラを使ったソース。
レモンの香りは、果汁を搾ったかのようなフレッシュなもの。
グリーンアスパラのロースト ペコリーノロマーノ 温泉卵 ボッタルガ。
チーズと温玉、たっぷりあるようには見えますが、あっという間に食べ尽くしてしまうので、バランス配分を考えながらいただきます。
周りがにぎやかすぎるのですけど、あくまでも主役はアスパラ。
シンプルにアスパラを焼いて美味しい、こういう野菜の魅力に気づかせてくれるお店でもありますねえ。
鮮魚のヴァポーレ。
開いて香る演出も、お昼とはまた一味違って感じられます。
真鯛と大黒しめじとニョッキ。
今回のソースはひよこ豆。
滋味というか地味なので、ハーブが特に映える月だったかも。
チコリの1時間ロースト。
独特な香り。
トリュフの香りに意外性があるのと、そもそもチコリの味わい、さらに焼きが入っているということで、シンプルなように見えて全くもって食べられない複雑な味に仕上がっています。
ゴルゴンゾーラと松の実も合う合う。
牡蠣のタリオリーニ。
前回書き忘れましたが、従来の牡蠣のソースよりも牡蠣を粗めに使っているそう。
悪い言い方をするとちょっと水っぽさが出ているように思いますが、かえって磯の香りは強く出ています。
こちらの方が牡蠣好きにはたまらない味わいかも。
フランス産鴨肉のロースト。
縮みほうれん草の陰影が効いているのが夜ならではですね。
レバーのように濃厚な口どけをみせる鴨むね肉に、八丁味噌のソースがビシバシと張り手を入れるような攻撃的なマリアージュ。
今月は力強いメインでした。
久々に食後のレモンのソルベ。
アマレットが効いたメレンゲ菓子、底にはグラノーラ。
ドリンクはコーヒー。
久しぶりの夜訪問でしたが、またガラッと違う雰囲気で楽しむことができました。
写真を撮る気持ちでいうとお昼の方が断然ありがたいのですけど、実際食事をするときの雰囲気でいうと、夜のこのムードはグッとくるものがありますね。
3月のコース、すっかり堪能させていただきました!
ごちそう様でした!