一旦家に戻ってのんびりした休日を過ごしていましたが、甘いものを食べたい気持ちと、冷たいものを食べたい気持ちが湧き上がってきたので、サクッと荻窪へ。
というわけで「ねいろ屋」さん。
気温の上がり始めた頃だったので混んでいるかもと懸念していましたが、空席は何とか確保。
カウンターは埋まっていて初めて角席に座りましたが、黄色いランプの照明が写真的にはなかなか厄介でした。
シトラス・シトラス。
柑橘の糖蜜ベースの氷に、レモン、ブラッドオレンジ、甘夏のシロップ漬けをトッピング。
お皿にこんもり山型に盛られた氷に添えられたのは、スコップ型のスプーン。
ねいろ屋さんは、こういう器や小物類もひとひねりあって楽しみのひとつなのですよね。
レモンはさわやかな酸のある香り、ブラッドオレンジはビターな甘み、甘夏は爽やかな風味。
それぞれシロップ漬けになってもしっかり個性を残しています。
やさしい甘さの氷でしたが、最後はレモンを絞って強めの酸味を加えます。
方向がグッと変わってとてもよかったです。
SAKURAバターミルク。
話題の季節メニューもいただいておきましょう。
記載された説明は以下の通り。
桜の葉を牛乳で煮出し、バターを溶かし込んだこってり甘じょっぱいシロップに、太白ごま油と発酵バター、桜の葉の香味油がかかります。中に店主の好きなりんご"春紅玉"がたっぷり入ります。
おそらくねいろ屋史上NO.1高カロリーかき氷。
そこかしこから桜の葉の香りがしますが、仕上げの香味油がやや強めなのでしょうか。
バターやごま油は、かき氷では感じたことのないコクを加えています。
素材それぞれのもつ香り高い風味は、この温度ではやや華やかさを欠く気も。
とはいえ、桜の葉の香りがとんがることなく、全体として厚みのあるまろやかな味わいはさすが。
かき氷にしてこの食べ応えはすごいですね。
そして中にはたっぷりの春紅玉。
こってりした氷に、さっぱり爽やかなりんごの香りがよく合います。
やはり果物使いは天下一品なお店ですね。
というわけで今回はやや変わり種2種でしたが、大満足でごちそう様でした!