帰省ついでに横浜方面で何か食べられたら、と思っていましたが、移動時間が微妙だったりした関係でフラれ続け、一縷の希望をかけて鵠沼海岸へ。
やってきたのはかき氷ブームの先駆けとなった名店「埜庵」さん。
夏真っ盛りなので行列覚悟で恐る恐る向かいましたが、平日ということもあってか並ばずにそのまま案内していただけました。
注文を済ませたら2階のテーブルへ。
外のテラス席が気持ちいいかと思って選んでみましたが、さすがに夏場は蒸しますね。
そんな汗も吹き飛ばしてくれる(ような気分にさせてくれる)かき氷が登場。
キウイ&りんご。
やっぱりフルーツ系のソースを、と思って季節メニューの中からこちらをチョイス。
見た目はキウイソースですが、食べると不思議。
すりおろしりんごを食べているような感覚になります。
ふじ系の甘い香り。
練乳は普通の練乳とヨーグルト練乳と選べましたが、何となく合いそうだったのでヨーグルトに。
意外とサラッとした練乳で、氷に回しかけるとスーッと浸透していきます。
もちろんキウイとすりおろしりんごですから、ヨーグルトに合わないわけがございません。
相変わらず、削った後の成型が見事な氷。
見た目、ソース、練乳とどこをとってもそつなく、一緒に食べるとまとまりのいいかき氷でした。
感服しましたが、2杯目へ。
ベリーベリーチャイナ。
かき氷屋さんあるあるですが、おひとり様男子としては注文するのがためらわれるキラキラメニュー名です。
勇気を振り絞ってオーダーしましたが、「チャイナベリーですね?」と聞き返されました。
提供時も「チャイナベリーです」と言われましたもう一度メニューを確認したいです。
冗談はそれくらいにして、"ベリーベリー"はブルーベリーとストロベリー。
チャイナは「杏仁ミルク」がかかっていることを意味しているそうです。
さらにラズベリーの強い酸味と粒々が印象的なソースがスタンバイ。
杏仁ミルクは、想像したほど主張が強くはなく、ふにゃっとして風味とやわらかな甘み。
これだけで食べさせるというより、あくまでも他の要素の補助的なミルクのようです。
そこへソース。
強くギラッとした酸味が見事に決まります。
上に乗ったベリーは味わいとしては惹かれるところはありませんが、氷を食べ進めるうえでこれくらいの食感がモゴモゴ口に入ってきた方が、落ち着いて風味を感じることができるような気がしました。
というわけで、日中何軒かフラれ倒して心が折れそうでしたが、こちらまで足を延ばして大逆転勝利の1日でした。
大満足で、ごちそう様でした!