「ねいろ屋」さんの桃のかき氷を季節のうちにもう1杯いただきたくて、この日もお邪魔してみました。
全12種類登場した桃のかき氷の最後の1品種に滑り込めました。
余談ですけど、こちらのかき氷はいつも写真の色みが綺麗に出なくて苦労していましたが、今回は座席の位置や時間帯で光の差し込む角度がよかったのか綺麗に撮影することができたように思います。
ようやく「ねいろ屋」さんのかき氷の魅力を正しくお伝えできる気がいたします。
幸茜。
すっきりとした桃色。
とろっとして相変わらず素晴らしい舌触りのソースですが、これまでのものに比べるとやや緩いようにも思います。
シーズンが進むにつれて甘みを増す桃の晩生種ということで、しっかりした甘み。
香りはやはり若干後退しているものの、桃の風味を伴った甘みがガツンと主張します。
すももミルク。
壁メニューにあったこちらも気になって注文。
「ねいろ屋」さんのすももはいただいたことがありますが、違う品種だったのでもっとまったくの別物だったと思います。
なんかもはや四川唐辛子が使ってありそうなビジュアル。
「ハリウッド」という品種のプラムを、皮は残す形で使われているということのようです。
酸味がつーんと効いた味わいで、梅や紫蘇のような香りが膨らみます。
皮だけではなく実の食感も残してあるようで、ぽよぽよっと絶妙にかわいらしい質感が口の中で遊びます。
ねいろ屋さんのミルク氷を久しぶりにいただいた気がしますが、乳脂の強い練乳み。
濃い味わいで軽い食感。
強い酸味と強い甘みとコントラストでもっていかれる1皿でした。
こちらで純粋な果物の氷以外のメニューを注文するのは久しぶりでしたが、味のバランス感覚も素晴らしいお店なんだよなあと再認識させられました。
桃はもう終わってしまいますが、次の果物を楽しみにしながらごちそう様でした!