この日は朝から鎌倉へ
北鎌倉で下車して歩いてみましたが、以前より随分道が空いていてスムーズに散歩できました。
お昼は予約してあった「ラッテリア・ベベ」さんへ。
併設するチーズ工房で作ったフレッシュチーズと薪釜のナポリピッツァが売りのお店です。
古民家をリノベーションしたという店舗がいい雰囲気。
コースの前菜7種盛り合わせ。
地場野菜のサラダ、バターナッツかぼちゃの冷製スープ、自家製リコッタチーズのフリット、茸のマリネ、ブロッコリーのアンチョビマリネ、旬魚(カジキ)のカルパッチョ、パルマ産生ハムのマリネとドライトマト。
イタリア料理の前菜の王道なラインナップですが、全体的にさっぱりして素材の味を活かした系なところが好み。
右手前のサイコロ状にカットされているのは生ハム。
この切り方で初めて食べましたが、強い食感と肉々しい味わいが香りに勝っていてインパクトがありました。
自家製リコッタチーズのフリット。
フリットとはいっても淡白な味わいで、厚揚げとかそんな方向性。
コクがありながら締まりのいい後味。
魚はかじき。
お店に来る前に立ち寄った農協の直売所でバターナッツをたくさん目にしていたので、スープで出てきて少し嬉しかったです。
地元の野菜なのかな。
冷たくても分かるしっかりした甘み。
こちらはコースメインの自家製チーズ3種盛り合わせ。
左からモッツァレラ、リコッタ、ストラッチャッテッラ。
リコッタにはカシスのジャムを乗せて。
これはほぼデザート。
リコッタの味が淡泊なのでジャムが勝ってしまう感もあって、チーズを味わうにはもったいない気もしますがやっぱり相性はいいですねえ。
モッツァレラにかかっているのはオレガノ。
横にはミニトマトと柿のマリネ。
これまでこうしてフレッシュのモッツァレラを丸ごといただくのは水牛のミルクの場合が多かったのですけど、牛のミルクの方がさっぱりしていて軽くいただけるのがいいですね。
ストラッチャッテッラにはパッションフルーツのソース。
これもほぼデザート。
もうひとつのメインはピッツァ。
選択肢は用意されていましたが、やっぱり最初なのでマルゲリータを。
店内の薪釜で焼き上げて、コルニチョーネがパンッパンに膨らんでいます。
個人的な好みからすると若干生地に厚みがある気はしましたが、食べ応え的には重さは気にならず。
チーズもさることながら、旨みをしっかり味わえるトマトソースも秀逸でした。
デザートはカッサータ。
ナッツとドライフルーツ、それにリコッタチーズの入ったアイス。
これもイタリアの定番ドルチェですね。
というわけでコースひと通りを満喫しましたが、気付いたら外に大行列が出来ていて驚きました。
小町通りとは駅を挟んで反対側の、商店街の脇の小道を入った奥まったところにあるのですけど、よほどの人気なのだなあと実感しつつ、予約してきてよかったな!と思いながらごちそう様でした!