そういえば最近季節の和菓子をいただいていなかったな…と思い当たったので、「茂助だんご」さんに寄り道して上生菓子を買って帰ることにしました。
撫子。
夏というよりは夏前の花というイメージですが、いずれにしても季節を表したお花を模した練りきりです。
撫子の花というにはちょっと厚みがありますけど、上からみるとなるほど可愛らしい撫子らしさを感じられます。
厚みのある練りきりは、楊枝をぎゅっと押し込むようにカットして、少しもっちりした質感。
蛍灯。
一瞬「蛍光灯」と空目しかけましたが、読みは「ほたる」。
川辺を蛍が飛んでいる様子を描いてあるようです。
黒胡麻がちょんと乗せてあって、これがほんのり風味のアクセント。
練りきりって基本は同じ材料を使うので変化が小さいのですけど、こうしたワンポイントの食材や、成型による食感の違いみたいな「差」を楽しむのが一興のような気がしています。
やっぱり季節のお菓子はいいな~と思ったわけですが、
栗蒸し羊羹。
ちょっと季節外れ感はありますが、レジ横にあって思わず手に取ってしまいました。
のっぺりと密に詰まった蒸し羊羹と、コリッと小気味いい食感からねっとりとける栗の甘露煮。
久しぶりにいただきましたが、こういう馴染みのあるお菓子っていうのも歳を重ねるごとに感じるところが変化してくるなあと思いつつ、次は何を買おうか考えながらごちそう様でした!