この日は伊勢丹新宿でお買い物の後、お茶でもしていきましょうということで、地下1階に入っている「虎屋菓寮」さんへ。
ちょうど満席でしたが、注文で悩みながら待ちました。
いただいたのは季節の羊羹「菖蒲あわせ」。
同時期に出ていた別の季節の羊羹「藤の棚」は練り羊羹に道明寺羹を合わせて食感に変化を出したものでしたが、こちらは練り羊羹のみを合わせてずっしりとした仕上がり。
菖蒲あわせというのは、端午の節句に菖蒲の根の長さを競った平安時代の雅な遊戯のことだそう。
さらに紫や白の花が咲き競うさまを表しているとのこと。
ついでに「とらや」さんのサイトを見ていて、羊羹がもともと「羊の羹(スープ)」だったということを知りました。
日本に点心のひとつとして伝わったものの、禅僧は肉を食べられなかったため植物性の食材で再現したものから今の羊羹ができたそうです。
もうひとつついでに言うと、菖蒲って「しょうぶ」だとおもったら「あやめ」とも読むんですねと思いながら、ごちそう様でした!