このところ東京のモーニングを調べていると必ずと言っていいほど名前を見かける代々木公園の「プルミエメ」さんへ。
「ちょっとよそゆきの朝ごはん」をテーマに考えられたメニューは見た目からして凝りに凝ったお料理ばかりなのですよね。
インスタの画面ですごく目立っていた印象。
白の鉄板オムレツプレート。
カウンター越しに、目の前の鉄板でオムレツが仕上げられていく様をじっと凝視してしまいました。
フライパンではなくて鉄板というのがちょっと面白かったです。
系列の食パン専門店「考えた人すごいわ」の食パンを厚切りトーストにし、白いオムレツ、ホワイトチーズソース。
隣りには季節のデリが添えられます。
米を飼料に育てられた鶏が生んだ卵黄の白い卵を使ったオムレツ。
このビジュアルで卵の味がするのでかえって違和感があります。
味わいはやや淡白かも。
デリは1品1品スパイスやハーブが使われていて、ひと手間で小洒落た印象に仕上がっています。
上品な見た目とは対称的に、ホワイトチーズソースは比較的ジャンキーな味わい。
オムレツをナイフとフォークでカットしつつ、トーストとソースをワシワシと絡めていくので、気取らず食べられる感じのビジュアルになっていきました。
これは確かにちょっとよそゆき感のあるモーニングでした。
ワイングラスのようなグラスで提供されたドリップコーヒー。
このビジュアルですがホットです。
青のロングミルフィーユ。
もう一つの名物であるロングミルフィーユメニュー。
すぐそばで人気を博した「9stories」さんでもミルフィーユで有名だったシェフが折り込んだ生地を使っているそう。
青のクリーム、ほのかにレモンをきかせた自家製カスタード、ブルーベリー、レッドカラント、ジンのキューブゼリー。
シチリア産のオリーブオイルが添えられます。
注文を受けてから丁寧に組み立てて提供してくださいます。
食べ物でなかなか見ないタイプの青が乗っているので、見た目のインパクトがすごいです。
ゼリーとクリームの青はバタフライピーで付けてあるそう。
ジンのゼリーはちょっと期待しましたが、そんなに風味ははっきりと感じられなかったように思います。
ミルフィーユは倒して食べるのが正攻法みたいな論を聞いたこともありますが、最初からこの向きで置いてもらえるとカットして食べやすいので助かります。
そして肝となるミルフィーユ生地ですが、保管の仕方かもしれませんが、ハードな質感はなくてしっとりしてしまっていました。
オリーブオイルをなじませながらいただく感じに。
というわけでコンセプトに頷けるお料理をいただけるお店でした。
味わいとしては洗練されたタイプではないものの、ちょっといい朝を過ごすお店としては申し分ない空間だったと思います。
メニューの入れ替わりもあるようなので、今後も定期的にチェックできればいいなと思いながらごちそう様でした!