ランチを食べられないままお昼過ぎになってしまったので、通しで営業しているカフェなぞ……と考えて、気になっていたイギリスっぽい焼き菓子やお料理をいただける「シガニー ベイク&コーヒー」さんへ。
このエリアのカフェは8時くらいのモーニングに来ることが多いのですけど、こちらのお店はまだ営業していないので伺えずにいたのですよね。
サンドイッチを2種類ハーフサイズでいただけるランチAを注文。
彩り鮮やかな野菜のお惣菜も盛り合わせてあります。
このお野菜プレートをSNSで見かけて気になっていたのですよね。
鮭ときんぴら。
イギリスっぽいメニューが多い中で浮いていた和風なメニュー。
目の詰まったフォカッチャみたいな生地感のパンで、焼き鮭とごぼうとにんじんのきんぴらをストレートにサンドしてありました。
中身は和なのですけど、サンドイッチとしては気を衒った感じのない仕上がりです。
コロネーションチキン。
コロネーションチキンらカレー風味のマヨチキンサラダという感じ。
調べるとコロネーションチキンはエリザベス2世女王の戴冠式に際して、昼食会で出すメニューとして考案されたそうで、正式にはフランス語で「プーレ・レーヌ・エリザベス(Poulet Reine Elizabeth)」というのだとか。
元はカレー風味のクリームソースで和えたのが、マヨサラダとしてイギリス中に浸透して今や伝統料理のひとつになっているそう。
料理に歴史ありですね。
今年これをいただいたのも何だか感慨深い。
スライスのにんじんラペや紫キャベツのマリネも鮮やかで絶品ですが、特に気になったのは奥の……、
サラダ!
こちらゴールドキウイやスイカが入って、フルーティーにさっぱりいただける仕立てになっていたのですよねえ。
1000円ちょっとで食べられるランチのサラダとしてはとても豪華です。
反対サイドにはキッシュも。
ミネストローネ。
品目豊富で基本的にさっぱりした味わい。
身体にやさしそうでいて食べ応えのあるひと皿でした。
また別の日のサンドやお惣菜も食べてみたくなりました。
バスク風チーズケーキ。
料理を注文した後、想像以上に素敵な雰囲気のお店に食欲が刺激されてついついデザートも追加していました。
焼き色の濃い上面がくっきりと沈んだ仕上がり。
チーズケーキ地はやや白めという印象です。
生クリームがたっぷりで塩気は強めなのか、バターにも近いようなリッチで深い味わいになっていました。
最初ちょっとほろっとするのに、その後ねっとりと口どけます。
肩周りはがしっと焼き込まれてこれまた好み。
ほどよい個性といい、やさしい調子といい、とても好みにハマるお店でした。
お料理はもちろんですが、お皿もとてもかわいかったのですよね。
店内で販売されていた食器も素敵で気になったので、後日再訪して色々買い込んでしまったくらいです。
またぜひお邪魔したいな!と強く思いつつごちそう様でした!