銀座での用事を済ませた後、そういえば伺ったことのなかった自家焙煎、ネルドリップのコーヒーの名店を思い出して寄って帰ることに。
同じ銀座の「ランブル」さんの流れを汲むお店で、1978年創業の老舗(途中移転の機会に現在の店名に変更)である「十一房珈琲店」さん。
北鎌倉の「綴」さんの店主さんはこちらで働かれていた時期があるようです。
タンザニア、キャトル・キャール。
広めのカウンター席にゆったりと新聞を読む常連らしき男性や、仕事中か何か通りがかりに時間を潰している感じの女性など、客層は様々。
コーヒーは期間限定コーヒーから選んでインドネシアに。
デミタスにも近いようなカップで、コーヒーは100ccよりやや少ないくらいのポーションかもしれません。
味わいとしてはそんなに甘みが出ていないかなとも思ったのですけど、鼻に抜ける香りにモカ系の甘いニュアンスがありました。
深煎りでネルドリップのコーヒーには珍しく香りが印象に残るコーヒーだったように思います。
お菓子はキャトル・キャール。
フランス語で「4分の1が4つ」の意味で、小麦粉、バター、卵、砂糖を1:1:1:1の比率で配合するレシピで作ることから名付けられたそうです。
シンプルで素朴な甘みが、コーヒーの複雑な味わいを解しときます。
さすが名店の風格を漂わせたお店でした。
他のコーヒーメニュー、他のお菓子メニューも俄然気になったので、また時間を作って再訪して色々飲み比べ、食べ比べできればと思います。
ごちそう様でした!