白熊、ラーメンと来て、他にも鹿児島らしいベタなものをということで、ぢゃんぼ餅を食べることに。
旅の最初がいきなりカレーでしたが、以降は一貫して定番のものをいただいていますね。
お店は島津家別邸の庭園で、世界文化遺産でもある「仙巌園(磯庭園)」の中にある「両棒屋」さんです。
両棒餅(ぢゃんぼもち)。
磯地域で食べられるお菓子で、ぢゃんぼといっても「ジャンボ」ではありません。
磯地域は海水浴場があるので、子どもの頃に砂浜で海を眺めながら食べた記憶があります。
奥のみたらしみたいな砂糖醤油のタレが定番の味で、こちらではみそ、きなこ黒糖の3種類メニューがありました。
こちらは3種盛り合わせを注文してみました。
定番の砂糖醤油ダレ。
みたらしに近くはありますが、クセのない甘さで食べやすい味。
串に刺さってはいますが、団子ではなくお餅。
鉄板で焼いてから串に刺して、最後にタレを付けるという手順でした。
お団子より白玉に近い柔らかさです。
きなこ黒糖。
見た目に分かりやすいきなこに加えて、鹿児島らしい黒糖味になっているのでベースの甘さも砂糖醤油とは異なる感じ。
みそ。
見た目には分かりにくいですが、後半にじわじわとみそ餡のような独特の風味が広がる1品でした。
かなり歴史は古いお菓子だそうで、2本の串を刺した様が武士が2本の刀を帯刀する姿に見えることから「両棒(ぢゃんぼ)」という名前が付いたのだとか。
博物館のようになった島津家の旧邸宅で薩摩の歴史を学んで、文化的にも充実した午前中を過ごしてごちそう様でした!