すっかり夜になってしまいましたが、コーヒーを飲んでからホテルに戻ることに。
もう閉まっているお店も多い時間でしたが、名店「ライムライト」さんが営業していて助かりました。
以前日中に来たときは味のある喫茶店という趣でしたが、オレンジ系の照明の灯る夜の時間帯だとオーセンティックなバーのようなムードがありました。
まず出てきたのは琥珀の女王。
銀座の「カフェドランブル」さんが創業当初に考案したという、ショートカクテルのようなメニューです。
本家はカラメルで甘さと重さを付けた濃厚なコーヒーにエバミルクを浮かべたものですが、こちら生クリームのようにも思われました。
お酒を使うお店もあるイメージですが、こちらはノンアルコール。
言ってみれば「飲むコーヒーゼリー」みたいなことですが、とろりとした液体に舌が包まれるような質感込みでコーヒーを味わえる至高の1杯でした。
イブラヒムモカ(フレーバー)。
豆は豊富なラインナップが揃っていましたが、バーのような雰囲気に合う妖艶な風味の感じられそうなイエメンのモカをチョイスしてみました。
こちらのお店の創業者は吉祥寺「もか」で飲んだ1杯に魅せられて、コーヒーの世界に飛び込んだのだとか。
イブラヒムモカは思い入れがあるからか「アロマ」と「フレーバー」の2種類を用意。
聞いたところによると「アロマ」は軽め、「フレーバー」が濃いめとのことでした。
思ったよりは軽い飲み口で、ちょっと華やかな味わいも残っている印象。
とはいえ甘みや旨みを色濃く引き出した焙煎で、濃度を感じる質感に仕上げた丁寧な抽出でした。
今回は時間も遅かったのでコーヒーだけにしましたが、近所の専門店から仕入れているというケーキも気になるのでまた次回の宿題にしようと思いつつ、ごちそう様でした!