土曜朝の「キッチンかねじょう」さんのモーニングメニューを見たら気になるお料理だったので、日曜も出るかな!と翌日に行ってみました。
開店時間を20分ほど過ぎて行列ができていて、こりゃあ時間がかかるなと思ったのですけど、なぜかまだ開店しておらず店内には人の気配もなく、なんだなんだ?と帰っていくお客さんもいて、はてさてと思いながら待っていたらお店の方が現れて8時半過ぎにオープンしました。
モーニングはまずお茶を何にするか聞かれるので、通常メニューの八宝茶でお願いしました。
黒板に目をやって、狙っていたお料理が出てくることを確認します。
というわけで出てきた「朝ゴハン」がこちら!
フェジョアーダ(豆と肉の煮込み)、目玉焼き、キャロットラペ、小松菜のアチャール、わさび菜のサラダ、八宝茶。
今まではプティサレエッグという表記で、ベーコン的な塩豚を添えて提供されていましたが、この日はシンプルに「目玉焼き」となっていました。
お目当てだったメニューは、このフェジョアーダ。
ブラジルの伝統料理として認識していますが、後日お店でポルトガルワインと料理を楽しむ会があったようなので、ポルトガル文脈だったのかもしれません。
豆がとけ出してざらりと残る質感で、マイルドなようでいてしっかり塩気を決めた「肉料理」としての魅力のある1品でした。
小松菜のアチャール、キャロットラペ、わさび菜のサラダ。
塩気、酸味、スパイスでそれぞれの野菜の味の渋いところまで、らしさが強調された仕立てになっていました。
どこをとってどこと混ぜても新しい発見のあるひと皿でした。
こちらのお料理は料理や素材のルーツに想いを馳せたくなるのですよねえ。
店主さんと同じく鹿児島にルーツを持つお味噌で作ったCOCORO MISO汁。
落ち着いた甘みが印象的な麦味噌です。
一時はどうなることかと思ったものの、却ってスムーズにお食事できてしまったのでした。
またすぐにでもお邪魔したくなりつつ、ごちそう様でした!