久しぶりに幡ヶ谷のインド料理とイタリア料理を融合させたお店「パヴォーネ・インディアーノ」さんに行こうかなと思って公式SNSを拝見したら、スープがとても気になったのですぐさま予約をとりました。
前回訪問から飛び込みで入ろうとしたり、予約しようとしたり何度か試みていたのですけど、いつも満席で伺えずにいたのですよね。
西瓜のスープ ヨーグルト クレソン。
いきなり気になっていたスープからいただきます。
かなりスパイスを利かせてあって、ひと口目の感想は率直に「辛い」というものでした。
塩気が西瓜の甘みを引き出しつつ、酸味と辛みがラッサムのようでとても爽やか。
早くもこの夏No.1が決まりそうな抜群のひと皿でした。
野菜の前菜盛り合わせ。
プラムのアチャール、長芋のピクルス クミン 青唐、インゲンのポリヤル、新ごぼうと発酵青菜、紅あずまのコロッケ、焼き茄子のブルスケッタ、カリフラワーのパンナコッタ、いちじくのヨーグルトソース、かぼちゃのプレ、パパド。
かなり多くの要素を盛り込んでくださっています。
プラムのアチャール、発酵青菜、焼き茄子のブルスケッタ、かぼちゃのプレ辺りが、食材の味、食感を活かしつつもスパイスで風味に鮮やかさが足されていて、鮮烈で印象に残りました。
さらに最もよかったのはカリフラワーのパンナコッタ。
シンプルだけどきめ細かくなめらかな質感といい、甘みとシームレスに風味が連なる味作りといい、見事な仕上がりでした。
ハモのパコラ(インド風フリット)。
雲のようにモコモコしたビジュアルで、結構なサイズ感があります。
衣はサクッとしつつも、もっちり、ねっちりと歯にまとわりつくような感覚のあるもの。
香りは淡白ですが、独特の味わいがあってそのままでパクパク食べてしまいます。
ハモはしっかり身厚があって、特有の弾力が個性を発揮していました。
淡白な味わいが衣とも合うのですよね。
自家製のマサラマヨネーズを添えて。
見た目のインパクトからすると、基本のマヨネーズ寄りの味わいで食べやすくて、家に常備したくなる調味料でした。
スパゲットーニ 魚出汁 空豆 檸檬。
スパゲッティよりも太く、直径が2ミリを超えるパスタであるスパゲットーニを使ったひと皿。
メニューには茹で時間が18分かかる旨が記載されていました。
旨みの強いフュメドポワソンを煮詰めて、搾ったレモンの酸味と煮崩した空豆の食感をのせた1品でした。
食べ始めてから食べ終わるまで、ずっと旨みが強かったという印象。
イタリア料理寄りの仕上がりだったとは思いますが、インド料理が感じられる味の作り方でもあったかもしれません。
どのお料理もメニューを見ただけでわくわくして、さらに期待を超えてくるものばかりでした。
また早く再訪したいなと思いつつ、ごちそう様でした!