この日は西荻窪を散歩しながら雑貨屋さん巡りをして、お昼ご飯は気になっていたカレー屋さん「カレーショップ フェンネル」さんへ。
「桃の実 水道橋店」の店長さんだった方が独立して開いたお店なのだそうです。
ドライカレー。
特徴的な円形の盛り付け。
ライスを平たく盛って、その上にドライカレーを塗り付けるようにのせてあります。
ペーストのようなしっとりなめらかな質感で、肉の旨みはもちろん野菜由来の甘みも濃厚に感じられる1皿です。
見た目に加えて、スプーンですくったときにどう食べてもライスとカレーのバランスがちょうどよくなるのも画期的な盛り付け方だなあと感じました。
濃厚なカレーと合わせると、トマトやパクチーのアクセントも映えます。
ポークビンダルー。
酢の物くらいはっきりした酸味がありますが、甘みとのバランスとキレのいい辛みで後味はまろやかですっきりしたものに。
ビネガーの利いた食べ慣れない味としての強い個性はありつつ、目線を変えるとケチャップ的なとっつきやすさがあって好きなメニューなのですよね。
妻はドライカレーを食べていたのですけど、ひと口味見をしたらすっかり気に入って後半はずっとビンダルーを食べていました。
副菜は小鉢ながら3点盛りと豪華。
基本的には定番かと思われるマッシュポテト、ピクルスと、砂肝のスパイス炒め（これは普段は野菜が多いのかも）。
それぞれカレーに対して別々の役割を担っているような、食感と風味に軽い調子の個性があるもので、あれやこれや組み合わせを試しながらいただくのが楽しかったです。
チャイプリン。
デザートは複数の選択肢がありますが、初めてということもあり定番メニューをチョイスしました。
見た目はやや色の暗いプリンということで、知らないで食べたら「カラメルソースの色の濃いプリン」というくらいに受け止めてしまうかも。
ただ食べてみると、コクのあるチャイを飲んでいるような気持ちになる風味で、思わず頬がほころぶ感じ。
出身店から言っても「本格派」な店主さんなのだと思うのですけど、カフェメニュー的な切り口にしてとても身近な味に感じさせてくださるのがとても上手いお店だと思いました。
また行きたいなと思いつつ、ごちそう様でした！
