「荻窪でカレー」の後は定番パターンの「荻窪でかき氷」へ寄り道しましょうということで、ねいろ屋さんへ。
ねいろ屋さんのかき氷では看板ともいえる「女峰いちご」の、初摘みが始まったと伺っていたのですよね。
それから夏場に提供されていたあんずの種を使った自家製杏仁ミルクのメニューも、数種類用意されていて悩ましいラインナップでした。
初摘み女峰いちご(1200円)。
ちょっと香り。
とにかく香りが爽やか。
甘みや酸味と違って、他では補うことのできない女峰ならではの、それも初摘みならではのキュンとくる香りです。
ねいろ屋さんは、メニューで使い分ける器も注目ポイント。
今回は背の高い、苺色の縁取り映えるグラスでしたね。
とろみに粒々、弾ける香り。
特別、苺に思い入れのある方ではないのですけど、こればっかりはイチゴにイチコロ状態。
苺ってやっぱり、いいですね。
底までミッシリ苺を堪能できました。
初摘みは量が少なかったりするとも聞いていたので、無事にいただけてよかったです。
ぶどう杏仁ミルク(1200円)。
ぶどうはピオーネとスチューベン、合わせるのは自家製の杏仁ミルク。
ぶどうは甘みに加えて、しっかり大人の渋み。
ねいろ屋さんのぶどうは、色が淡くても決して油断してはいけません。
香りの濃厚なこと濃厚なこと。
杏仁ミルク。
はっきりくっきりと杏仁の香り。
こんなに香りのいいものだったでしょうか…と思わず厨房のご主人に視線を送ってしまうほど、ミルクに立体感をもたせるふくよかな風味。
色んな味が口の中で混ざって錯覚したのかもしれませんが、杏仁に多少苦みも感じたような…?
杏仁とぶどうを合わせると、渋みとか苦味とか、雑っぽい味わいが合わさって重厚感が出ます。
低音がよく鳴る、とかそんなイメージ。
これは素晴らしかったですね。
他のフルーツと杏仁の組み合わせもあったので、また何か試してみたくなりました。
個人的には酸味もよく合いそうな気がしましたねえ。
というわけで、この日は荻窪を堪能する1日になりました。
大満足で、ごちそう様でした!