この日は午前と午後に用事があったのですが、時間が中途半端すぎて東京駅界隈で3時間ほど持て余すことに。
どこかでゆっくりランチでもできないかと、ということで思いついてしまったのが、ザギンでシースーでございますw
前からちょっと興味はあって、本格的なものを比較的お安くいただけそうなお店を調べてはあったのですよね。
お店に着いたはいいものの、お品書きや立て看板は出ておらず、営業中の札すらありませんw
暖簾は出ていますし、営業されている様子は一応分かるのですが、場所が場所だけに入りにくさマックスですw
自転車が置かれているのがちょっといいです。
まあ図々しさの身に付いてきた僕ですから、ガラガラッと入りまして、一人なんですけど・・・と。
意外に席は空いておりまして、事前勉強通り宇津井健さん似の大将が「どうぞ」と優しく案内してくださいます。
カウンターでいただきます。
お品書きはなく、注文はしません。
ちょっと怖いですw
清潔で高級感漂う店内で、大将は黙々と手際よくネタを捌いては握り、お客さんの前に出していきます。
女性二人組が賑やかにおしゃべりを楽しむなど、変な緊張感はなく居心地はいいです。
お茶も程よい温かさで美味しかったです。
少ししまして、僕の順番が来たようで、まずは大きな笹の葉が目の前に出されます。
ガリも乗っていました。
酸味は強くなく食べやすいお味でしたが、絡まっていて一枚一枚剥がして食べるのが大変でしたw
まずは、まごち。
こちらのお店は白身から始まるのが特徴だそうで。
あ、舎利は小さめの注文も笑顔で応じてくださいました。
塩がかけられています。
すみいか。
こちらも塩がふられています。
このお店のランチは、前日の残りを利用してリーズナブルに提供しているのだそうです。
そのためか多くのネタにいわゆる「仕事」が施されていました。
塩がされているネタは、醤油は浸けないでいただくので正しかったのでしょうか?
ここでお吸い物。
意外にしっかりと薄口醤油がキリッと効いたものでした。
かつお。
コレはトロリとしてとても美味しかったです。
前の日のネタというのも、裏を返せば「熟成している」と言うこともできるのかなと感じました。
漬け。
こちらもかつお同様、とても濃厚な旨みが感じられました。
玉子、平貝、ウニ、トロ。
玉子は上品な甘さ。
平貝はコリコリッとした食感。
ウニは海苔で巻かずにウニをストレートに味わわせる狙いのようです。
トロも充分な脂のノリで、とろけました。
最後に巻き物。
ネギトロ巻かと思いましたが、今こうしてみると鉄火巻きでしょうか。
そのくらいとろけるようなネタでしたよー。
舎利はやや柔らかめに炊かれていて、フワッと握られているので、
気をつけないと崩れてしまうものもあるほどでした。
また若干温かめな舎利なのも特徴でしょうか。
大将は作業中は真剣な表情で手際よく動かれているのでさすがに声はかけづらいですが、
常連さんとはよくおしゃべりもされていまして、その語り口や表情がとても柔和なのですよね。
ファンになってしまいそうですw
「目羅」という屋号は大将の苗字なのだそうです。
もともとお家が漁師の家だったのかな?「目」も「羅」も「網」に関係する漢字なのだと仰っていました。
お任せなのでそこはちょっと緊張しましたが、調査通りお会計は1500円。
この場所でこの内容ですから間違いなくお得なお値段かと思われます。
量は少な目かもしれませんが、僕にはジャストサイズでしたねーw
銀座で本格的なお寿司を気軽にいただきたければ、おすすめできるお店です。