lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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福富町の「おがわ」でどら焼き。

この日は野毛方面で用事があり、その前に時間があったので気になっていたどら焼き屋さんへ。
 
お店は野毛から関内方面へ歩きまして、都橋を渡ってしばらく川に沿って歩くと見えてくるド派手な韓国料理の店「赤いとんがらし」の隣にひっそりとあります。
 

すごいそれっぽい店構え。
ちなみにガラスに反射して映っているのが隣のド派手な韓国料理屋さんですw
 
事前に調べていったポイントをまとめると次の三点。
1、基本的に店頭に人はいないので呼ばなければならない
2、かなりご高齢のおじいちゃんが営まれているので、大声で呼ばなければならない
3、本当にご高齢のおじいちゃんなので、相当大きな声で呼んでも気付いてもらえないが、店の奥からはテレビの音が聞こえてくる
 

確かに人はおらず、テレビの音が聞こえてきます。
「営業してゐますからどうぞ」というのが可愛いですねw
 
そして、呼びましたよ大声で。
 
すいませーん。
 
・・・。
 
すいませーーん。
 
・・・。
 
どなたかいらっしゃいませんかーーー。
 
・・・。
 
こんな調子で10分ほど格闘しましたが、聞こえてくるのはテレビの音だけ・・・。
ダメ元でお店の電話にかけてみるとお店の電話が鳴り出します(当たり前)。
するとさすがに気付いてもらえましたが、電話はおばあちゃんの声。
「今出ますからねー。」と。
 
出てきたのはやっぱりおばあちゃん。
壁や棚や、触れられるもの全てにもたれながら何とかたどり着いた感じ。
かなりのご高齢で、歩くのも、どら焼きを持つ手さえもままならないようで、奥から呼び出してしまったのが申し訳なく感じるほどでした。
 
「ウチはどら焼きは二つからしか売らない。」とそこはかなり力強く言われたので二つ購入。
おばあちゃんを見てるとどら焼きの方も何だか不安で、若干後悔の念がよぎりましたが、やっぱり要りませんともさすがに言えず。
 

どら焼き(150円×2)。
 
小振りなどら焼き、皮の焼き色は濃い目です。
んん・・・、美味しそう。
 

取り出してみるとやはり小振りですが、しっかり重みがあります。
香りもいいですねー。
 

しっとり系ではありませんが、乾燥しているというよりはしっかり焼かれているなあと感じる系です。
そういう香ばしさのある皮です。
蜂蜜か黒糖か、甘く香ばしいムチッとしたものです。
 
餡はくどくなくさっぱりしたもの。
皮の食感とは対照的に柔らかな炊き加減ですね。
 
大きさを考えるとやや割高にも感じますが、丁寧に作られた、懐かしさを感じるどら焼きでした。
おばあちゃん、なんかごめんねーすごく美味しかったよー。
 
また食べたいと思えるどら焼きでしたが、無理をしないで早く店を閉めてほしいとも思ったり。
でもちゃんと拘りもあって、しっかりと美味しいどら焼きを作り続けているお店です。
行ってよかったなあと思いました。

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