旅行記事の途中ですが、帰国後も活発に食べ歩いておりまして、一つ挟みます。
この日はブログを始める前からずっと気になっていながら未訪だったお店へ。
ビストロショーラパン。
こう言っちゃなんですが、正直え?こんなところに??という立地ですが、ランチは行列の絶えない人気店なのだとか。
平日の12時半に到着したこの日は先客2名と案外空いておりました。
まあ平日ですからね。
本当に全てをご主人が一人で回していて、カウンター席にも厨房から回ってきてサーブしてくださいます。
ランチは効率重視で1メニューのみ。
ということで席に着くと注文することなくスタートです。
まずはお決まりという「トーフサラダ」。
グリーンサラダに6分の1丁くらい?の絹ごし豆腐が乗り、自家製と思われるドレッシングがかかっています。
サラダはレタスだけでなく白菜の芯も入っていたような。
食感がシャキシャキです。
ドレッシングは玉ねぎやニンニクが効いたもので、醤油というより塩気が感じられました。
豆腐が入ることで、ボリューム感を持たせつつドレッシングの角が取れてさっぱりといただけます。
席に着くと同時にご主人がペタペタ始めたハンバーグステーキ。
フライパンで焼き目を付けた後オーブンで中まで火を通していました。
ちょっと割れて肉汁が漏れていたのが残念。
それでも次から次に溢れ出てくるので十分でしたけどねw
カレーソースは想像以上にスパイシーで本格的、「辛いです」と注意書きをした方がいいのではないかというレベルw
美味しいカレーが食べたくなったらここに来ればいい気がします。
思ったよりもドロッとしていましたが、溢れ出る肉汁と混ざり合って適度なサラサラ感に。
付け合せのペンネやヤサイは単体ではつまらないものですが、お皿に残ったソースを絡めていただくことでそのありがたみを感じられます。
ほんのりピンクがかったハンバーグ。
ブリッとした食感の挽肉がギュッと詰まりながらも固くはならない、ハンバーグのお手本のような仕上がりです。
ハンバーグの完成度も素晴らしいのですが、ソースが美味しすぎてそっちばかり気にして食べていたらペロッと食べてしまいました。
わりとボリュームもあるのですけどね。
ハンバーグは肉汁だけでも十分美味しくいただけるので、カレーはライスにかけてくださいと言いたいくらいでしたよw
食べていて、もう少しこうして欲しい、と思うところのないハンバーグ、ソースでした。
デミタスコーヒーとデザートのプリン。
コーヒーは、多分使っているもの自体は普通でですしポットに作り置きされたものなのですが、一流の舌を持つシェフの出すものですから間違いはありません。
キャラメルソースのかかったプリン。
極上の「普通の」プリンにとろーんとしたキャラメルソースがかかっています。
プリンは卵の味が濃かったりバニラビーンズが香ったり、特別な魅力があるわけではありませんが基本に忠実なシンプルなもの。
そこに濃厚なキャラメルソースがよく合います。
接客に問題があると言われがちなこのお店ですが、この日は空いていたおかげもあってかにこやかなご主人でしたよー。
一人で切り盛りする950円のリーズナブルランチながらサラダ、メイン、デザートと順に出すあたり、「フレンチシェフ」としての意地を感じます。
ハンバーグの食感、ソースのスパイス感からシェフの確かな腕を垣間見た気がしますが、こんなの一端にすぎないのでしょうねー。
それがランチの良さなんですけどね。
ディナーをゆっくりいただいてみたいものです。