この日は朝から築地へ。
暖かくなって朝から行動しやすくなった上に夏休みが始まったとあって、混み方が一味違う雰囲気でした。
まずは米花へ。
この日はこんな感じ。
金目の煮付け。
これも米花でいただいてみたい料理の一品だったので、おまかせで出していただけてラッキーでした。
脂の乗った身はしっとりしています。
上品で繊細な白身の繊維と繊維の間にトロリとした脂が潜んでいます。
腹身側の端はこんな魅力的なトロトロでしたよー。
やや濃いめの味付けが口の中にじゅんわり溶け出した脂と混じって絶品でした。
茄子といんげんの煮びたし。
定番の茄子系でした。
美味しかったです。
松茸と三つ葉のお吸い物。
場外でもちらほらと松茸が並んでいるのを見かけましたよ。
中国産でしたけどね。
上品な松茸の香りと三つ葉の風味豊かなお吸い物でした。
米花のお吸い物は初めてだったでしょうか。
かなりよかったです。
一度食べてみたかったこちらも追加。
レバー(タレ)。
すごいボリュームです。
一番大きいものは赤ちゃんの拳くらいあるかもしれません。
ちょっと写真がイマイチですけど、レア気味で見た目じゅるりとしていますが、食べると意外としっかりとした舌触り。
エッジの効いた角はサクッと噛みきれるいい食感でした。
この日はいつになく饒舌なジローさんでした。
飲食店のこだわりに始まり、後半には涙なしには聞けない思い出話をお聞かせいただきました。
途中ジローさんの目が潤み始めて、僕も涙がこぼれるのをグッと堪えていましたが、隣の常連さんは眼鏡を取って涙を拭っておられました。
こちらの常連さん、ジローさんの豊富な知識にも悉く付いていっておられて「築地の常連」の風格を感じました。
朝から熱い築地の空間に混ぜていただき光栄でしたよー。