3月29日(土)、この日はちょっとあわよくば寿司大!気分で4時半に築地に到着。
でもやっぱり春休み期間ということですでに3、4軍は軽く超えていそうな行列でしたのでとりあえずスルー。
まずは仲卸でお買い物。
買い物を終えてもまだ5時前でしたので、この時間から開いている場内のお店といえば「小田保」さん。
牡蠣シーズンが終わる前にいただいておきたいメニューがあったのですよね。
店内は2組いらっしゃいましたが、僕がお店に入ったときにはもう食べ終わっていらっしゃったようですぐに貸し切り状態に。
壁に目移りするほど魅力的なたくさんのレギュラーメニューが掲示されていますが、この日は黒板メニューから注文。
「黒板は一品料理です。」と注意書きがありますが、何も言わずに注文するとご飯とお味噌汁が出てくることが多いです。
単品で!といっても「ご飯とお味噌汁は要るわよね?」と出てきたことがあります(笑)
もはや「黒板も定食です。」と書いてもいいような(笑)
牡蠣のオイル漬け(500円)。
強烈にニンニクが香ります。
オイルから香る分は「風味良い」程度ですが、ニンニクチップが実に攻撃的です(笑)
揚げてあるので甘みも出そうなものですが、揚げが浅いからか辛味の立ったニンニク。
苦手な方もいるかもしれませんが、食べられる人はクセになります。
ぷっくりと大振りな牡蠣が3つ。
じゅわっと溢れだす旨みのミルキーさが鋭利なニンニクチップの角を取ってくれます。
牡蠣の甘みが際立ちますね。
鰆のバター焼き(800円)。
小田保は個人的に「揚げ物屋さん」のイメージだったのですが、最近「洋食屋さん」なのだと認識を改め始めています。
というわけで気になっていた「バター焼き」に挑戦。
フライでなくてもキャベツの千切りとタルタルが標準装備されています。
なるほど、良い色。
思ったより小さめで、この量なら軽いな♪と思ってしまった僕。
軽めとはいえ「がっつりバター焼き」を見て動じなくなった辺り、築地慣れしてきているのかもしれません。
ふっくらと焼きあがっています。
血合いがまた美味しいのですよね。
表面の焼き色とは対称的に純白の身はとっても淡泊。
塩焼きなんかに比べると塩気も控えめ、鰆を媒体にして皿にたっぷりと溜まっている「バター」を味わう料理という印象でした。
優しい味なので、タルタルも合うのかな?と付けていただいてみましたが、小田保さんのタルタルってこれまたとてもマイルドで優しい味なのですよね。
想像していたよりバターがたっぷりで、マイルドな味の料理でした。
メカジキや舌平目など他の魚も気になります。
でもその前に他の料理も気になるんだよなー。