久しぶりに流山おおたかの森にあるパティスリー・レタンプリュスへ。
ここのところショコラの味を勉強中で、ドモーリ、ペック、ヴァローナの3社を毎日ひとくちずつ食べ続けているのですけど、やっぱり一番澄んで高貴なのはドモーリ。
そんなドモーリのショコラを使っているパティスリーというとこちらを思い出したのですよね。
カカウェット(360円)。
千葉県ということで地元名産の落花生を前面に出した一品。
カカウェットという名前もフランス語で落花生を意味するそうです。
ピーナッツの生地に塩キャラメルのクリームをサンド。
キャラメリゼしたアーモンドはトップだけでなく生地中やその間にもサンドされていて、存在感があります。
想像はできていましたけど、印象としてはピーナツバターみたいになりますね。
柑橘を感じるのは洋酒かな?
あくまでも主役の落花生が全力でアピールしています。
良くも悪くも素朴。
落花生の食べ方として優れていたり、ケーキとしての魅力が抜きんでているわけではありません。
フランス菓子としては弱さも感じてしまいますけど、地元産の落花生を上手に使っているケーキだったと思います。
フレジエ(450円)。
最近見かけたら購入しているこちらのケーキ。
個人的に重視しているチェックポイントは生地の素朴さと旨み、クレームムースリーヌの口どけあたり。
クリームはかなりカスタードクリーム寄りで緩いもの。
バターリッチさが物足りないかな。
食べ慣れた甘さで食べやすいとも言えるかもしれません。
ナパージュがけされている時点で素朴さに期待はできないのですけど、それでなくともじっとりとした生地でした。
ジューシーな苺が全体に馴染んでフレッシュにみずみずしいフレジエでした。
キッシュ・オニョン(420円)。
前回強く印象に残ったキッシュをリピート。
甘い甘い飴色玉ねぎをギッシリ詰めてあります。
炒める際、砂糖も使っているのでしょうか?
ちょっと甘さ一辺倒で単調ではありますが、インパクトが強いです。
キッシュ・シャンピニオン(450円)。
こちらも見た目的にはグズグズですが、キノコ濃厚な一品。
飴色玉ねぎやキノコのような、旨みの強い味を凝縮して味わえるキッシュ。
洗練されてはいませんが、破壊力はかなりあると思います。
オーボンヴュータンでの修行経験もある方のお店らしい品数なので、1回2回伺ったくらいでは制覇できませんね。
また伺います。
今回目当てにしていたショコラ系をいただきませんでしたし(苦笑)。