寒くなる前に帰ることにしましたが、そちら方面で寄り道していきましょう。
というわけで足立区の秘蔵っ子的なパティスリーへ。
パティスリー・アトリエ・エデュー。
足立区である上に(?)駅からも離れた立地でこじんまりとしたお店。
ご主人の食材へのこだわりやちょっとブラックな内容のツイッターも人気で、その辺りからもファンが付いているようです。
この日は15時前の訪問でしたが、ケーキはほとんど完売していました。
シュークリーム(250円)。
蓋を乗っけたタイプのシュークリーム、アーモンドダイスを散りばめてあります。
クリームが詰まっていることを感じさせるずっしりした重み。
キャラメリゼしたアーモンドの香ばしさがありますが、シューの味わいを食ってしまっている気がして個人的には蛇足かな?
ねっとり濃密なクリームが詰まっています。
香りはそこそこ。
エクレールショコラ(180円)。
うっかり手に触れるとあっという間に融けてしまう繊細なフォンダン。
しっかりとした甘み。
生地は固さと脆さが心地よいもの。
香ばしく焼き上がっています。
ショコラの風味は穏やか、クセのない味です。
全体にショコラの魅力が物足りなかったのですけど、エクレアとしての地力がハンパなかったので満足できました。
身近にこんなに美味しいエクレアがあるのはとても幸せなことだと思います。
スフレチーズケーキ(320円)。
うーむ、ベースがスポンジですか。
スフレは見た目から想像される通りの爽やかな風味。
スポンジ生地は見た目から懸念された通りのもったいない印象(^_^;)
中途半端にスフレとスポンジの食感が似通っていて、何を目指しているのかよく分かりませんでした。
ガトーショコラ(320円)。
ショコラはベルギーのショコラを2種類使っているのだそう。
何だか最近フランスのショコラばかり気にしていたので、ちょっと盲点だったかも。
結構粉っぽさのある舌触りですが、それほど悪い食感でもない口どけです。
ショコラの風味は苦みにも華やかさにも突き抜けない落ち着いたもの。
やっぱり使っているショコラによってしまうのかな。
焼菓子はマドレーヌ(160円)、フィナンシェ(200円)、ガレットブルトンヌ(200円)。
どれも突き抜けた個性はありませんが、素材から手抜きのない質のいいものでした。
強いて挙げるなら、ガレットブルトンヌの風味が豊かでした。
もう一歩踏み込んでくれたらもっとよくなるのに!ともどかしく感じる点もいくつかありましたが、しっかり作られているものが多くてかなり満足度は高かったです。
以前いただいたことのある生ケーキはもっと良かった気もしますし、今回もエクレアなんかはリピートしたくなりそうなのでまた伺うと思います。