7月3日(日)、朝は何とか涼しかったこの日、とりあえずツオップへ伺います。
「ツオップ」という店名はドイツ語の「ぶどう」の意味なのですけど、店舗建屋には実際に本物のぶどうの蔦が絡んでいるのですよ。
そのぶどうがこの時期になると生い茂って・・・
実はたわわ、蔦は鬱蒼としてきます。
おかげで奥のポストがだいぶ使いづらく・・・ん?
「郵便局の方へ ✉入れにくくてごめんなさい まもなく剪定しますので・・・」
ちょっとクスッときますね。
こういうところもチャーミングなお店です。
さてさて、オープンしまして店内へ。
カフェに入れなかった前週の分を取り戻すべく、1番ボリュームのあるメニュー「ゆっくり朝食(1650円)」をお願いします。
今回は追加やわがままなお願いをしなかったので、ゆっくり朝食のありのままの姿をご覧ください。
まずは食前のドリンク、ブラッドオレンジかリンゴのジュースから選ぶことが出来ます。
イメージしていたより甘かったですが、ビターで鮮烈な香りがさすが。
ヨーグルトセット。
無糖のヨーグルトにヨーグルト用の砂糖、フルーツ、ドライフルーツ、ナッツ。
オレンジとアメリカンチェリーを除いて全て投入していただきました。
ヨーグルトから水分を受けたドライフルーツやナッツって、食感がやわく、風味がまろやかになりますよね。
「全て投入」と書きましたが、砂糖は入れていませんね。
パンの盛り合わせと3種のフィキシング。
バターロール、クロワッサン、ホーホケ棒と縦にボリューム感を出した盛り付け。
定番物のパンが並んでいましたが、チョコレートといちじくのベーグルが少し珍しかったかもしれません。
フィキシングは豚のリエット、メープルクランベリー、チェリーポート。
チェリーポートは緩めのジャムで、パンに付けて食べようとすると指から手に伝ってあたふたしました。
食中のドリンクはアルコール以外の全てのドリンクメニューから選ぶことができます。
今回はこの季節のツオップの定番「ブルーベリーサワー」をお願いしました。
「よく混ぜて」飲むように説明があったのでよく混ぜてからいただきましたが、全然混ぜ足りなかったので入念に混ぜ直していただきました。
ブルーベリーの香りは弱いですが、強めのビネガーの酸が気持ちいいドリンクです。
メインが登場。
モリモリのプレートと本日のスープ。
サラダに添えられるお惣菜はカボチャとさつまいものサラダとトウモロコシ。
カボチャとさつまいもはダイスカットとマヨたっぷりのペーストと合わせたもの。
トウモロコシは、まんまトウモロコシでした。
スープは人参のクリームスープ。
ベースはコンソメクリームスープで、土っぽさと青っぽさのある人参の香りがほんのり。
いつも溢れんばかりのケチャップに気が気じゃなくなりながらいただくのですけど、このくらいの量だと安心して食べられますね。
とはいえ人間はないものねだりなもので、やっぱりこれではケチャップが足りなくなってしまったりするので注意が必要です。
今回は海老とオリーブのオムレツにしてみました。
ぷりぷりの海老とジャクッとオリーブ、どちらも特徴のある風味が卵にふわりと移っています。
卵の仕上がりもやや緩めで好まれるタイプだったと思います。
食後のドリンクと本日のデザート。
個人的にはゆっくり朝食を「水攻め」と呼んでいるのですけど、とにかく飲み物の量がハンパないのですよ。
この日は待っている行列に店員さんが紙コップの紅茶を配ってくださってそれも飲んでしまっていたのでかなりタプタプになりました。
まあそれはそれとしまして(笑)。
カシスのバターケーキ。
しっとりした生地と香り華やかなカシスのバタークリームを重ねたケーキです。
シンプルですが香りが鮮烈で印象に残りました。
モーニングのデザートには十分すぎる一品でしたね。
ちょっと気になったのはコーヒーで、このところ酸味のエッジが結構きつくなってきたように思います。
チョコレートのような甘い香りで油断させられるだけに、ひとくちめはかなりビックリします。
豆が安定していないのかも。
久しぶりのゆっくり朝食でしたが、やっぱりお腹たぷんたぷんになりました。
何といっても「ゆっくり」過ごせるメニューなので、できれば人と一緒に来ておしゃべりを満喫したいところです。
ごちそうさまでした!