例によってこの日も「米花」さんで朝ごはんをいただきます。
若干遅めの時間だったからか、あまり座ったことのない席に着きます。
生姜ご飯。
「米花」さんらしい素朴に季節感を漂わせるメニューです。
新生姜の爽やかな香りに、お出汁も利いていたでしょうか。
そんなに濃い味付けではないのですけど、絶妙に食欲を誘う風味なのですよねえ。
「米花」さんのメニューはついつい真似したくなるものが多いですが、生姜ご飯ももれなく即我が家の食卓にのぼりました。
ちりめん山椒。
こちらも季節感。
「米花」さんでは実山椒を大量に仕込んで冷凍して、季節関係なく使われるので定番の調味料みたいになっていますが、これは新物ということかも。
生姜ご飯との組み合わせも抜群。
あちらが抑え気味の味付けになっていた伏線がここで利いてきます。
まぐろブツと長芋。
紅白のコントラストが鮮やかな1皿。
まぐろは「米花」さんの定番とも言える食材ですけど、こういう出し方は初めてのような気がします。
組み合わせとしては、やまかけみたいなことですが、長芋がこの形だとシャキシャキと軽い歯応えが出ていてなんだかリズミカルにいただきます。
いつもの厚みのある刺身の切り方と近いといえば近いですけど、ブツだと筋の歯応えとじゅわっと溢れる脂の感じがやっぱり格別にいいですね。
サラダも大皿で。
ノーカットのサニーレタスが地味にインパクト大。
トマトは湯むきして、丸々1個をどーん。
新玉ねぎときゅうりのマヨサラダ。
ヘルシーで豪快でパワフルな1皿でした。
鶏肝のピリ辛煮。
レバー、ハツ、キンカンがごろごろもりもり。
色々な食感と濃厚な旨みが楽しめるところへ、さらに例の実山椒まで利かせてありました。
キンカンをこんなに贅沢に食べられる機会もなかなかありません。
写真を撮っているときは気が付きませんでしたが、奥側はキノコと糸こんにゃくの煮物になっていました。
そちらは唐辛子でピリ辛。
いつもボリュームに驚かされる「米花」さんですが、それでも近年稀に見る皿数の朝ごはんでした。
季節の味も満喫できて、大満足でごちそう様でした！
