どら焼きに続いて、ランチも平日ならではのお店へ。
やってきたのは京橋。
レストラン・サカキ。
1954年創業の老舗洋食店で、4代目のご主人はフランスや四ツ谷の北島亭でフレンチを志した方だそう。
現在は平日のランチのみ洋食、平日夜と土曜日はフレンチのコースを提供しているようです。
開店時間前に店内へ移動。
注文を伝えてから席に着きます。
食べたいお料理は決まっていましたが、残念ながらこの日はメニューにありませんでした。
というわけで気を取り直して、あっという間に売り切れてしまうためなかなか出会えないというお店の名物メニューを注文。
まずはスープが登場。
「とてもお熱いのでお気を付けください」とのこと。
沈んでいますが具沢山のコンソメスープ。
玉ねぎ、人参、キャベツ、セロリ、ベーコンあたりは定番でしたが、意外なところではごぼうも入っていました。
穏やかでいい味のスープでした。
千葉県産林SPF豚のポークジンジャー(1250円)。
真打ち登場。
揚げ物は比較的すぐ提供されるようでしたが、ポークジンジャーやハンバーグといった焼き物系は少し時間を要しました。
お肉は200g弱といったところ。
付け合わせはメニューによって違うようですが、ポークジンジャーには・・・
もやしと野菜の炒め。
油をしっかり絡めて炒めてあります。
味付けはシンプル。
クリーミーなマッシュポテト。
豚肉のソテー系との組み合わせはド鉄板、芋の素朴な甘みとバターのリッチな甘み。
そのままで食べてももちろん美味しいですが、やっぱりポークと合わせて口に入れたくなります。
そしてメインのポークジンジャー。
最後にソースを追いがけしてくださったのが分かる"水たまり"ができていますね。
丁寧に筋を切って叩いて、粉をして。
しっとりした口当たり、やわらかさの中にもほどよい歯応え、処理の確かさが食感のひとつひとつの要素から感じられます。
味付けもかなりマイルドで、生姜の香りもほんのり。
「名物」「大人気」と聞いていたのでガツンとくるのを想像していましたが、これは毎日でも食べれられる系の美味しさでした。
もったいないのは豚肉で、林SPF豚はやっぱりちょっと身の旨みに欠けたように思います。
脂こそコクのある甘みを感じましたが、身はね。
他のメニューでとんかつもやっていらっしゃったので、そちらの仕入れに合わせているのかもしれません。
印象としては、ジンジャーポークのためにわざわざ・・・というほどではなかったかと思いますが、機会があればぜひ1度は召し上がる価値のあるメニューだと思います。
とはいえ、他のメニューの方がむしろ魅力的に見えたので、無理にこちらの料理に執着する必要はなさそうです。
またお邪魔して気になるメニューを押さえていきたいと思います。
ごちそうさまでした!