ランチのお店から比較的近かったので、食後のおやつをいただきに浜町「おやつのこぼく」さんへ。
世の中的にはみなさんランチをお召し上がりの時間だったようで、先客はなく。
無事に店内でいただきにいきます。
おやつのこぼくさんは定番で大体毎週用意されるおやつと、その週によって用意されるおやつとあるのですが、
まだ定番ものでいただいていないものがあったのでそれを食べたかったのですよ。
というわけで狙っていた定番おやつと、ショーケースで惹かれたおやつを注文しました。
ほとんど待たずに注文したお菓子と温かい麦茶が登場。
先日まで温かな香りで店内を包んでいたストーブがしまわれているのが、右奥に見切れていますね。
もう春仕様にということかと思いますが、麦茶は夏場も温かいのかな?
こちらでは何となく上からの写真までがルーティーン。
さてさて、それではいただきます。
黒い森(380円)。
ドイツの伝統菓子で、ドイツ語でいうところの「シュバルツヴァルダーキルシュトルテ」。
フランス語だと「フォレノワール」。
このくらいのチェリーの季節に並ぶことが多くて、個人的に好きなケーキなので見かけるとついつい注文してしまうのですよね。
トップには枝付きのチェリー。
赤ワインでコンポートにしてあるそうで、はちみつのようなツンとした香りのある甘みになっています。
チョコのスポンジは「まふっ」と素朴な味わい、食感。
前回ショートケーキやシュークリームでいただいたときに気に入った生クリームがミルキーでやっぱり美味しかったです。
ちょっとクリームが緩めで、食感に一体感はなかったように思います。
味わい的にも、キルシュワッサーが効いていないからか随分軽い「洋菓子」然とした味わい。
あえて「黒い森」と日本的なシンプルな名前にしてありましたし、シュバルツヴァルダーキルシュトルテ風のケーキ、といったイメージなのかもしれません。
でもやっぱこのケーキ好きだな。
ふつうのプリン(330円)。
こちらはお店の定番メニュー。
「ふつうのプリン」が商品名なので誤解なきよう。
プリンの好みを聞かれると「昔ながらの」「クリーミーとかトロトロとかじゃなくて固いの」と答える方って多いと思うのですけど。
何を隠そう僕もまさにそうなのですけど。
なかなか「コレ!」とズバシッ!!と決まるプリンってなかったのですよ。
「あそこのはいい感じでしたよ・・・ちょっとやわらかいかもしれないけど・・・」みたいな留保付きで。
ふつうのアイス付き。
でもこちらのはズバシッッッ!!!と心に突き刺さりました!
「ふつうのプリン」と命名するくらいですから、もちろん狙って作っていらっしゃるようで。
お店の方曰く「『昔作ってた感じ』とかじゃなくて、『昔作ってたまんま』のプリン」なのだそう。
「今だと『卵黄だけ使いました』とかあると思うんですけど、子どものお菓子作りって卵白だけ使わないとかできないじゃないですか」
すごい分かる(笑)。
狙って作る固焼きプリンって、ずっしり重くてボソボソとした感じに近くなっていたりしますが、
こちらのはツルンとして、はっきり言えば「固」くはないのですよ。
でも求めていた「プリンの固さ」ってこれなのですよね。
これはぜひ多くの人に食べてもらいたいプリンでした。
そしてぜひこれを召し上がった方と「アレですよね、アレ」と語らいたいです。
ごちそうさまでした!