浅草からひょこひょこと京成立石へ移動。
久しぶりに平日の宇ち多゙さんへ伺いたかったのですよ。
開店30分前くらいに到着しましたが、最後のひとりで1巡目に入ることができました。
最後尾なので1番入り口側の席、奇遇にも前回と同じく明るくて写真撮影向きのところでした。
開店直後なので飲み物に串に、注文が殺到。
タイミングを見計らってウーロン茶を、そして隙を見て最初の串をお願いしました。
シンキ(テッポウ・ハツ)。
シンキは平日限定の早い時間に売り切れてしまうメニューで、「テッポウとコブクロ」の生(ボイルして焼いていないもの)のこと。
ただこの日は、常連さんの分しかなかったのか、そもそも用意がなかったのか、最初に注文した人の時点で「今日はコブクロない!」と返されていました。
そういった場合は「ハツ入れてお酢!」のように、代わりに入れる別の生の串を指定して注文するようです。
ハツはジャッキジャキ、サックサク、強い歯応えと野趣あふれる肉の香り。
テッポウはクニクニしたのを何度か噛んでいると、パツン!
独特の香りがクセになります。
基本的には醤油とお酢でしっかり味が決まっています。
ガツ・アブラ(生)、こちらもお酢を入れていただきました。
暑いから、ということでもなかったのですけど、アブラの生というのもいただいてみたかったのですよね。
ガツはバチッと弾けるような食感、裏にコラーゲン質が付いていて味わいにコクが加わります。
アブラは、さっぱりした豚肉らしい香りが魅力。
しゃぶしゃぶを力強くした感じとも言えるかもしれません。
シロ、味噌、よく焼き。
「味噌」というのは、焼いた串を煮込み鍋に突っ込んで味付けしたもの。
「シロのよく焼き」がお気に入りで、宇ち多゙さんの煮込みも大大大好物なので、合わせ技であるこの注文も気になっておりました。
結果、大大大正解!
カリッサクッとクリスピーに、香ばしく焼けた表面。
噛むとジュワッと濃厚な脂が噴き出してきて、熱々の煮込み汁と口の中で一体に。
今まで宇ち多゙さんでいただいた中では1番感激が大きかったように思います。
煮込み。
シロ味噌を注文したときは「煮込み代わりになるかな?」という気持ちもありましたが、むしろ煮込み気分が高まったので続いて注文。
早い時間は部位指定もできるそうですが、個人的には各部位満遍なく好きなので部位指定したことはありません。
甘さはあまり付けず、醤油が決め手の味付け。
モツの脂で香り付けと、まろみ付けをしてあります。
周りの方にならって一味も、ちょびちょび。
くぅー!効きますねえ…
煮込みを突きながら、最後に1皿…最後は何にしましょうか…
レバタレ。
以前Jさんと一緒に来たときに「よく焼き」でいただいた印象が強かったので、今回は焼き方の指定をせず「普通」で。
表面は優しい歯応えでホクッとした食感。
香ばしさのジャブがないと、そのあとの「右、左」のヒットも軽めになる印象で、全体にマイルドな味わいに感じられました。
次回はまた「よく焼き」でお願いしてみようかな。
というわけで無事に今回も大満足で過ごすことができました。
飲み物、串ともに1品200円という明朗会計、これだけ食べても1200円とちょっと信じられない安さでした。
またできるだけ間を空けずに伺いたいと思います。