この日はモーニングの大人気店である代々木八幡の「path」さんへ。
こちらのお店はクロワッサンも有名なのですけど、ちょっと油断した時間に伺うといつも売り切れていていただいたことがなかったのですよね。
というわけでいっそのこと朝イチでモーニングもろともいただいてしまう作戦に出ました。
ちなみにクロワッサンの焼き上がりは開店30分後でしたが、注文して食べながら待っていいとのことでした。
まずはホットのコーヒーを。
豆は近所の「リトルナップ」さんの中深煎り。
浅煎りは同じく近所の「フグレン」さんを用意されていましたが、ここは好みに従って中深にしました。
酸味の少ない穏やかな落ち着いた味。
サルシッチャのクリーム煮込み 自家製スコーン付き。
まだ注文したことのないメニューを……ということでこちらに。
まだ朝はかなり冷え込む時期だったので、お腹の底から温まれそうな組み合わせに惹かれたところもあるのですよね。
見た目はクリームシチューのようにも見えますが、口に含むとなるほどと感じるどストレートに濃厚なクリームのコク。
サルシッチャの肉の旨み、ハーブの風味がコクとバチバチにやり合うようでいて、クリーミーはクリーミーなので収まりどころはとてもマイルドです。
濃厚なクリームに隠れて見えづらいのですけど、かなりのボリュームでサルシッチャが隠れていました。
それも煮込んで味が抜けることもなく、クリームで多分に味わい深さを補填されたリッチな味わい。
スコーン。
しっかり表面に焼きの入ったゴリゴリ系。
穏やかな甘みがクリーム煮込みの塩気と馴染みよく、見事にとけ合う味わいになっていました。
ここで焼き上がったクロワッサンが、フィナンシェとともに登場。
ちょうどオーブンの目の前の席だったので、じわりじわりと膨らんで色づいていく様子をずっとうずうずしながら眺めていたのですよね。
フィナンシェはかなり焼き色の深いタイプで、角がキリリと立って、細分は抜けてガシッと「焼き固めた」といった質感です。
スコーンも似たところがありましたが、水分を極力除いた先でバターと小麦粉がしっとりとけ合うことで生じる甘みのようなものを香ばしさと合わせて味わう1品でした。
クロワッサン。
こちらは先の2つの焼き物に比べると火入れが浅く、煌めきを感じる焼き上がりです。
パッチパチに弾ける表面と、でろーんとバターで肥えきった中心部。
今か今かと焼き上がりに待ち焦がれるところから、焼きたてをハフハフ頬張るところまでエンターテインメントとして満喫することができました。
欲を言えば、焼きたてのクロワッサンとなると「そりゃ美味いやろ」感があるので、また次回ある程度落ち着いた状態のものをいただいてこのお店らしさも味わってみたいなと思いました。
というわけでパンオショコラブランという別のパンも気になりつつ、大満足でごちそう様でした!