2月13日(火)、この日は職場の飲み会の予定でしたが、業務を終えてから開始時間まで3時間半あったのですよ。
じゃあ何か食べに行こうかとか、カフェでコーヒーでもとか考えたのですけど、その後飲み会だし……シュラスコだし……
と迷った末、食べるのと飲むのの間を取ってかき氷をいただくことに。
やってきたのは駒込の麺屋KABOちゃん。
2013年1月オープンということでちょうど5年を過ぎたところですね。
「ラーメン」ではなく「中華そば」というネーミングがしっくりくるビジュアルの麺メニュー。
日替わりで用意されるバリエーション豊かな本日のごはん。
そして僕のお目当てであるかき氷。
それぞれシンプルながら飽きさせず魅力的なラインナップを用意する巧みなパッケージ。
くだきたてイチゴみるく(700円)。
いちごは多分とちおとめ。
かき氷のいちごのソースとしてはやや白んだ色合いです。
酸味をかなり抑えた仕上がり。
まろやかな、メルヘンチックないちごのイメージに沿ったような風合いです。
例えるなら、パンダって「かわいい」と言われますけど、実物をよく見ると結構怖いではないですか。
だからパンダの絵を描こうという話になったとき、写実的ではなくイラストっぽく描きました、という感じ。
いちごの角が立つ部分は削って、やさしく、かわいいいちごの一面を穏やかに見せたそーすです。
「くだきたて」と謳うだけあって、注文を受けてから目の前で調理が始まります。
いちごの質自体はずば抜けて良いというわけではないと思うのですが、空気に触れたてで香りが抜けていないのかも。
必要以上に触りすぎず、手をかけるところは手をかける。
よくできたソースでした。
氷は「純氷」だったかな?
氷自体はやっぱり軽やかさが足りない気はしますが、最後までたっぷりのソースと絡めながらいただけるので氷に物足りなさを感じるヒマはありませんでした。
イモみるく(650円)。
こちらのお店はかぼちゃとか、このイモとか、ぽてっとしたメニューの印象が強かったので注文してみました。
黒い点々が見えるのは皮でしょうか?
たらーっと垂れていっているのが写真でも分かるかもしれませんが、見た目のイメージよりはゆるめでした。
風味も想像とはちょっと違った方向性で、焼き芋ではなく「干し芋」に近い感じ。
サツマイモは火の入れ方で甘みや栄養素、カロリーまで変わると聞いたことがあるので、調理法によるものなのだと思います。
干し芋は、加熱調理としては"蒸す"工程があるかと思いますが、"焼く"のに比べて糖が少なくなるはずなので、「干し芋っぽく」感じたということは、より香り重視な仕上がりになっていたのかもしれません。
こちらも氷の奥底までソースがたんまり。
最後までソースと氷の割合でいうとソースの方が多めなバランスでいただくことができました。
もっと早く行っておけばよかったなと思うくらい気に入りました。
材料自体はずば抜けて上質というわけではなさそうですが、ちゃんと美味しくするための"仕事"が考えてなされている印象で、食べていて勉強になる気がしました。
また伺います。