4月13日(金)、この週は何やかやあって睡眠時間が2,3時間の日が続きましたが、どうせ眠いなら、と寿司大さんの行列に挑戦。
…するはずが、やっぱり睡魔に負けて築地駅を寝過ごしてしまったり、ハプニングはありましたが、どうにかこうにかお店へ。
さらにお店の方もハプニングがあったそうで、つけ場の顔ぶれがいつもとは違いましたが、これもこれで一興ですね。
よろしくお願いします。
ふぐ白子焼き。
塩気がビシッと効いています。
海のベシャメル、魚の旨みと香り。
お箸でカットしながらちびちびと。
断面からこぼれた分は大葉で拾って残さずいただきます。
ボリュームもあって、食べ応えのあるスタートになりました。
美味しいものを食べるとお腹が空きます。
アラ汁。
この日は鰆の大きなところが美味しかったです。
続いてのツマミは鰤。
いつもは白髪ねぎを巻いた盛り付けですが、今回はこんもりと。
脂の乗っているお腹のところですね。
切り身の形を考慮してこの盛り付けなのでしょうか。
口に入れるとさーっと融けますが、印象はさらりと軽い脂。
ネギとワサビでさらにさっぱり。
鰤は食べ納めになるでしょうか。
春らしい爽やかな鰤でした。
玉子焼き。
今回はカットバージョン。
切り分けの関係で1塊で出るときと、2つにカットされて出るときとありますが、特にお店的にそこに意味合いを持たせていることはなさそう。
すずき。
見た目より厚みのある切り立てで、噛むとジャキッと歯切れ。
すだちを搾ってあって、溢れる脂とキュキュッと酸味が香りよく残ります。
あん肝。
以前とモノが変わったのか仕込みが変わったのか、別物のようにふやふやにやわらかくなっていました。
厚み…というか立体ですね。
ほぼ口の中で形を保たずにとろけます。
軽い口どけで、味わいは濃厚。
初鰹。
"らしからぬ"脂、対して香りは"らしい"酸。
すさまじい脂でしたが、食後感はしっかりすっかり初鰹。
お店の方も「いいでしょ」と何だか誇らしげなほど。
とても美味しかったです。
こちらもおすすめいただいて、鰆の砂ずり。
ピンク色はかなり白寄り、脂がテロテロにテカテカ。
鰆の砂ずりは脂が強くても「とろける」という感じにはならなくて、クニクニ噛みしめるたび脂が溢れ続ける感じ。
煮切りを弾いているのが象徴的です。
「あ、ほたるいかもあるよ!」
おお!頼もうと思っていたのに忘れていました!
というわけで、〆はほたるいかを軍艦で。
目いっぱい開けた口にポイッと放り込むと、頬の裏にほたるいかのゲソがふにゃふにゃと当たります。
ほたるいかの身とミソ、シャリが噛むたび混ざり合って、味がひとつの完全体に。
いやいや、春らしくて楽しいネタを堪能できました。
イレギュラーな巡り合わせも楽しい思い出になりました。
ごちそう様でした!