9月28日(金)、いよいよ、という空気の張り詰める築地へ。
中でも米花さんは、10月2日で築地での営業を終えるということで、もう本当にいよいよです。
でもお店に入るといつもの調子。
やはり話題は豊洲の話。
もう移転是非の云々ではなくて、どうやって行きましょうとかそういう現実的なところが話題になりますね。
天ぷら盛り合わせ。
茄子は1本分、そのほかかぼちゃ、いんげん、ちょっと珍しいところでエリンギ。
お皿に天つゆの敷かれた、いわば天丼の頭スタイルですね。
少しもっちりした優しい口当たりの衣が、天つゆを吸ってしゅんなり。
野菜の甘みも立っていて非常によいです。
お椀はホンビノス貝。
白んだお出汁が紫がかって、高貴な感を漂わせます。
旨みはゴリゴリ。
胡瓜とわかめ、ミョウガの酢の物。
いやいや、何とも上品でヘルシーでそれでいてボリューム満点な朝ごはんでしたこと。
おほほ。
と思っていたら、
真打ちが登場。
貫録。
このまぐろですよ。
米花さんではもう数えきれないほど美味しいまぐろをいただいてまいりましたが、これはちょっと記憶にないくらいの上質な脂。
そして。
赤身というのかちょっと分かりませんが、黒々とした旨みの強い身に、よく見れば分かるかもしれませんがミッシリと脂が差しています。
最後まで米花さんらしさ満点。
ちょっと心配になるくらいのレベルのまぐろをサラッと出されて、うっかりパッと食べてあっという間に口どけてしまいましたよ。
最後にして最高のまぐろでした。
ごちそう様でした。