お昼は常連さんにお誘いいただいて、豊洲の寿司大さんへ。
4月はテーブル席でちらしをいただいたので、カウンターもお寿司も久しぶりな気分です。
冬のお魚ももうさすがに終わったタイミング。
何をいただこうかと、ネタケースを見回して考えていると…、
めじな、いしもちの昆布締め。
握りからスタートしようと思っていたら問答無用で出てきました。
めじなは昆布締めでもキュッキュッと強めに弾力。
いしもちはしっとり、ミルキーな脂。
サービスのアラ汁。
サービスの玉子。
ではここから握りに入ります。
まずは最近食べ逃すことの多かった鯖。
脂はほどほどですが、身質がしっとり。
脂乗りが穏やかな分、爽やかな香りが前面に出ています。
季節物のいさき。
一転、こちらはすごい脂乗り。
ざらついた皮目の下に旨みが詰まっています。
握りでも問答無用のめじな。
弾力がシャリに吸い込まれるようで、ツマミでいただくより味が濃く感じられた気がします。
こうしてツマミと握りといただくと印象が変わったりすることがあるので、「ツマミで食べたからいいや」と思ってはいけませんねえ。
いしもち。
逆にこちらは食感や脂が淡すぎて、握りにするとネタ自体の印象が弱まって感じられました。
面白いですねえ。
おすすめに従ってさごち。
さわらは脂の乗ったところはプチュッとコラーゲン質のような食感になりがちで、むしろ背中側に当たるこういうところの方が水分でしっとりしていて好みなのですよね。
炙った皮目の香ばしさも抜群でした。
ほっき貝。
寿司大さんで貝を久しく注文していなかった気がしたので、こちらも。
ぱちんと叩いて握ってウネウネしながら提供。
弾ける食感と甘みがさわやかで、春に嬉しいネタですね。
最後にキス。
"意味深な"注文でいつも笑われるのですが、何となく〆に頼んでしまいます。
ぷちっと可愛い歯応えにとろんととろける身質。
今回は塩でいただいたので、小さな魚体らしい繊細な香りと、芯のある旨みをストレートに感じることができました。
時期が中途半端なので「アレを食べよう!」と決めてきたものはなかったですけど、いただいたものすべて楽しめて大満足でした。
ごちそう様でした!