コーヒーの後はどうしようかと思っていたところへ、知人から前日食べたかき氷の写真が送られてきたので行ってみることに。
場所は上野広小路駅を出てすぐのパルコヤ1階。
廚 otona くろぎ。
日本料理の名店「くろぎ」のプロデュースする甘味処が東大構内にありますが、こちらはその支店。
店内満席で、少し待ってから案内されました。
席の配置が独特というか、少し不自然ではありましたが、席間を広くとる❝いいお店❞としての矜持を優先しているようにも思いました。
紙おしぼりの厚みや香りなんかも、こだわりが感じられるポイントですよね。
ほうじ茶を飲みながら待っていると…、
かき氷が登場!
大きい!
苺姫。
2850円~3250円(時価)という、かき氷ではちょっと聞いたことのない値段設定。
この日はとちおとめを使って3100円でした。
前日に食べた知人も3100円だったそうで、正直いえば上下を切って3100円という値段設定に決めてしまってもいいように思うのですけど「時価」とすることで付加価値を生むところにビジネスセンスを感じます。
その日に仕入れたブランド苺を使っていらっしゃるということで、苺はさすがのハリツヤ。
苺はなっている状態でできるだけ熟させてから摘むのが最も美味しいのですけど、潰れやすくなってしまうため綺麗に運ぶのに手間暇がかかってそれが値段に乗っかるのですよね。
というわけで、値段を感じさせるハリツヤです。
となると、潰してソースにしてしまうとせっかくの魅力は半減してしまう気もしますが、もちろん甘みや酸味、香りも優れているのがブランド苺です。
甘みも添加しているのはご愛嬌。
セットで付いてくる和紅茶と練乳。
苺はそれほど香りが感じられず、酸味はないのでかなり単調。
合わせるミルク側は、塩気の効いたチーズクリームを合わせてあって、かなり濃厚で強い味。
苺とミルクというと鉄板の組み合わせですが、チーズは結構強め。押し気味。
中にもチーズクリームが入っていて、終始しょっぱめです。
苺の風味や酸味はこれで結構飲み込まれるので、甘みが際立つ結果になっています。
中には苺ソースの他、ミルクあん、鹿の子も。
ブランド苺を10粒以上使って、ということでしたので苺の魅力推しなのかと思いきや、結構色んな要素を詰め込んだかき氷なのですね。
唯一、形と食感の良さを残したてっぺんの苺を最後に残しておいたのですけど、実はこれは飴がけコーティング。
結局苺のどの部分を強調したかったのかつかめなかったはつかめなかったのですけど、貴重な体験はできたと思います。
ごちそう様でした!