猫廼舎さんもしばらく喫茶営業をお休みされていたので、自家焙煎の豆を通販で購入してみることに。
普段Amazonさえ全く使わない身としては結構な冒険感がありました。
ヤマトの箱は開封時に路地にひっそり猫廼舎な感があって粋。
かわいいです。
豆はイルガチェフェ・モカ。
やっぱり猫廼舎さんではイエメンかエチオピアのモカをいただきたいのですよね。
通販をやらないコーヒー屋さんとお話ししたことがあるのですけど、「顔を見ないでお客さんに売るのは不安」みたいなことだったのですよね。
確かにコーヒーって淹れ方によって全く質感が変わってしまいますから、意図していなかった淹れ方で「いまいちだった」と言われた日にはもどかしいどころの騒ぎではありませんからね。
というわけで、どう淹れても大体美味しくなる無難な豆の販売に落ち着くお店もありますが、そういう意味では猫廼舎さんは攻めの一手。
黒々と光る極深煎りです。
ここまで深いと、豆を細かく挽きすぎたり、ゆっくりお湯を落としすぎたりすると味がきつくなりすぎる反面、粗く挽いてドリップを素早くしすぎると上っ面の苦い味だけが出てしまう。
一方で、適度にじっくり抽出すれば甘みと旨みの濃縮した得も言われぬ極上の味わいを堪能できるのですよね。
お店の味を目指すもよし、あえて全く違った仕上げ方をしてみるもよし。
おうちならではの楽しみ方をしながらいただきました。
ごちそう様でした!