この日は縁あって「村上開新堂」さんのクッキー缶を購入できることに。
紹介制かつ2年先まで予約が埋まっているということで購入のハードルが上がりに上がっているので到底機会は巡ってこないと思っていたのですけどね…。
クッキー缶は数段階のサイズがあるのですけど、全種類のクッキーをいただける1号缶に。
包装紙を外そうかなと思いつつ、表示を見やると…
「この包装紙は埃よけ用のカバーです。食品表示はこの下の包装紙に添付してあります」
いきなりなかなかに❝上級❞感を漂わせてきます…これが……「村上開新堂」のやり方………。
❝埃よけ❞を外すと包装紙が現れました。
ようやく「Kaishindo」のロゴも見えてまいりましてテンションも上がります。
さらにもう1包装。
色味がおめでたい感じになってきました。
缶は桜色。
グルッと留められたシールを剥がして、蓋を開くと……
ギッシリ!
噂には聞いていましたが、いざ目の前にすると圧巻の詰め込みっぷりです。
乾燥材の入った部分はちゃんとクッキーの嵩を低くしてあるこだわり。
乾燥材を外すとこんな感じです。
抹茶のメレンゲとココアのクッキーですき間をみっちりと埋めてあります。
すりきりいっぱい、数えきれない種類のクッキーが並んでいますが、表面には出ていない種類のクッキーも下にたくさん詰められているのですよね。
崩してしまうのがもったいなくてこの状態で何枚も写真を撮りつつ、だんだんと「最初に食べるクッキー」の狙いを定めていただくことにします。
最初にいただくのは…、
ロゴ入りのこちら!
「村上(M)開新堂(K)」で「M.K」となっています。
これはコーヒー風味。
アーモンドマカロン、ココア、ナツメッグ&シナモン、アニス、粗挽アーモンド。
穴埋め用みたいな感じで盛り込み利便のよさそうな形をしたアニスと粗挽アーモンドが、風味が鮮烈でとてもよかったです。
抹茶メレンゲ、ココアメレンゲ、ジンジャー。
世の中にクッキー缶は数あれど、この抹茶メレンゲを見ると「村上開新堂だな!」と分かる気がします。
網目状のジンジャーが風味強め。
花柄の大きな丸型クッキーは杏子ジャム入りのプレーンクッキー。
大きなクッキーもガシッと焼き込んで強い食感にしてあるのが印象的です。
時計回りにレーズンロール、ローストアーモンド、紅茶&スパイス、コーヒークッキー&クリーム。
地味なんですけど、レーズンロールがびっくりするくらい風味がよかったです。
表面に見えないクッキーにはこんな銀包装のものまで。
ヴァニラ味とシトロン味のサンド。
シトロン味がとてもさわやか。
なぜかさっきの写真とダブって2回目の撮影をしてしまった右上のコーヒークッキー&クリームから時計回りに、レーズンクッキー、チョコレートクッキー&クリーム、チョコレート、チーズ。
見た目には分かりにくいレーズンのクッキーがしっかりレーズンの味わいなのが不思議。
全体に厚手のクッキーの食感が抜群なのですけど、薄くて焼き込んであるものも食感のアクセントになります。
チーズも上品な味わいながらしっかり風味の強いもの。
これまたなぜかダブってしまったローストアーモンドから時計回りに、チョコレートクリーム、カレー、ビスキュイ&ベリージャム、ピーナッツバター、ミルククッキー&杏ジャム。
カレーはそんなにびっくりするほどカレーではありませんが、数種のスパイスが香るもの。
想像を上回る種類の多さ、そしてチーズやカレーに至るまで幅の広いラインナップで最後まで一切飽きることなくいただけました。
日保ちは3か月という設定になっていて(開封前)、確かに最近色々クッキーは買っていますが、他と非にならない食感の長持ちするクッキーだと感じました。
それぞれの風味は「飽きさせない」ためには必要性を感じるものの、どれもベースにある生地の旨さが際立っていて、プレーンで素朴な味わいに重点を置いて味わわせるクッキーでした。
定期的にいただきたくなってしまいそうですが、そうはいかないクッキーだということなのですよね。
大変なありがたみを感じながら1枚1枚心していただきました。
いつかまた出会える日の来ることを信じて、ごちそう様でした!