「il tram」さんの前に少し時間があったので、清澄白河の人気パン店「OVAL」さんへ。
かなり前に1度だけ伺ったことがあるのですけど、営業日が不定で発表もされていなかったりして、なかなか再訪できずにいたのですよね。
9時オープンで、開いている日は開いているくらいの営業ルールらしいのですけど、この日は幸い遠目に見て行列ができていたのでスキップして向かいました。
蕎麦粉のパン。
かなり大判で焼かれた蕎麦粉を使ったパンで、表面には蕎麦の実があしらわれています。
このパンが気になって伺ったところもあったので、無事に購入できてよかったです。
知っていて見ると確かに生地は蕎麦色をしていて、食べるとはっきりと蕎麦の香りが鼻に抜けます。
かなり高加水で、口当たりも少しねっとりしているというか、口どけのいい仕上がりになっています。
火はしっかりと入っているので、絶妙な焼きの妙なのだと思います。
カントリーブレッド。
断面が萎むようになってしまっていますが、こちらもかなりの高加水の証。
見た目に分かるほどぶるんぶるんと弾力のある水分量。
焼き目の香ばしさと、生地のまったりした味わいが好対照でほどよくかみ合う味わいです。
冷凍保存するのが不安なくらいの水分量でしたが、解凍しても潤いある生地のままでした。
ビールのパン。
黒ビールとエビスビールとありましたが、今回はエビスをチョイス。
食べる前、そしてカットする前の時点で、しっかりとビールが香ります。
お店のポップには書いていなかったと思うのですけど、粒胡椒が丸々ごろごろと入っていたと思います。
アクセントでかなり強めに胡椒の香りが弾けます。
そしてこの断面。
名前から抱く期待を裏切らないむんむんにビールの香るパンでした。
くるみ×いちじく。
ナッツやドライフルーツの入ったパンのラインナップもすごく豊富なのですけど、まずはとりあえずこのシンプルな組み合わせを。
生地に干渉されずにくるみ、いちじくがそれぞれ食感と風味をくっきり保っています。
今回はスライスしていただきましたが、そのままかぶりついてもよかったかもしれません。
苺×クランベリー。
焼きたてを持ち帰ったので形が崩れてしまいましたが、本当はもっとかわいらしい形をしています。
こちらは小麦!という感じの味がむにゅむにゅと詰まった生地で、ドライフルーツが渾然一体となった味わい。
そして生地とフルーツの比率があまり見たことのないバランスになっています。
こう見えて小麦粉の味わいがしっかり主張するのですよねえ。
というわけでかなり久々の訪問でしたが、個性の強いパン1つ1つを楽しみながらいただけました。
またリピートしたいパン、次に買ってみたいパンが色々あるので、また覚悟を決めて伺いたいと思います。ごちそう様でした!