この日は少しだけ時間が空いたので、ササッと荻窪に移動して「ねいろ屋」さんへ。
全品種制覇を目指していたマルミツ農園の桃のかき氷の6番手を食べ逃してしまったので、センシティブになっていたのですよね。
カウンターで好きな席を選べるときは座ることの多い、1番窓寄りの角の席へ。
迷わず桃を注文して待ちます。
マルミツ農園の桃9番手「一宮水蜜」。
水蜜というのは「水蜜桃」の略で、もともとは在来の固くて甘くない品種の桃に対して、大正時代時に広まって今一般的に「桃」といわれるようなジューシーで甘い品種のことを指した言葉だったものだそう。
その品種改良で生まれたのが「白桃」だとか、今あるような桃全般を指して「水蜜桃」と言ってしまったりもしているようです。
品種としては、8番手の「一宮白桃」に近いのかと思いきや全然そんなことはなくて、5番手で食べた「浅間白桃」の子に当たるものです。
かなりどっしり重みのある質感のソースで、たまたまかもしれませんが、香りは不二家のネクターを彷彿させるものでした。
ネクターも品種は決まっているのですかね。
重みのある質感から、氷がスッととけるとともに爽やかに消えていく風味、後口さっぱり。
序盤の軽やかな桃もよかったのですけど、「ねいろ屋」さんのかき氷といえばこの濃厚なソースが好みなので、マルミツ農園の桃シリーズは品種を追うごとに飽きるどころかどんどん楽しみになっていくな、と思いながら、ごちそう様でした!