この日はモーニングでカレーをいただくつもりがバタバタしていて逃してしまったので、お昼にどこかで……と考えて豪徳寺「オールドネパール 」さんへ。
こちらのダール(豆のスープ)が、他では味わったことのないタイプのスパイスと豆がタッグを組んだような旨みの力強さがときどきひょんなときに思い出されるほど印象的だったのですよね。
というわけでダルバート。
セットのカレーはグンドゥルック(発酵青菜)で、選べるカレーはネワール族スタイルのキーマをチョイス。
こちらがダール。
鰹とか椎茸のお出汁にも近い馴染みのある感じの旨みにスパイスの味が乗っかって、香りと旨みが一体になったような味わったことのない食味が口の中で広がります。
お店の説明書きにしたがってまずはダールをそのまま。
続いてライスになじませながら食べ進めます。
奥のフレッシュトマトのアチャールと、その下3つがアチャール。
「酸味、塩味、辛味、風味など味に変化をつけるもの」との説明。
これはキャベツ。
こちらはキュウリ。
サーグ/青菜の炒め。
青菜はほうれん草だったと思います。
タルカリ/野菜の炒め煮。
こちらはジャガイモとナス。
優しい味付けとナスの甘み。
週替わりのカレーは、ネワール族スタイルのキーマ。
ひき肉は鶏と豚、ネワール族のお料理はニンニクと生姜をたっぷり使って強く利かせるのだとか。
そんなに強烈な味というわけではなく、優しく穏やかに風味濃く仕上がっていました。
グンドゥルック(発酵青菜)のカレー。
タマリンドとはまた別の角度の酸の風味が、味の端々にキリキリと絡んでくる感じ。
全体の味と一体になっているというよりは、存在感の大きなアクセントというイメージでかなり色濃く後味に残りました。
チキンカレー。
せっかくなのでカレーはもう1種類も追加。
チキンの旨みが回った脂が濃厚で香りよく、比較的辛みも強く仕上がっていました。
パンチ、キレは力強く出しながら、優しさが溢れたダルバートでした。
新メニューや限定メニューがなくても、ただただ「このお店の料理がまた食べたい」と思えるお店であることを改めて感じさせられました。
すっかり胃袋を掴まれたなあと思いながら、大満足でごちそう様でした!