阿佐ヶ谷に来るといつも「bnei coffee」さんに行ってしまうので未訪だった老舗の名店「カフェドゥワゾー」さんへ。
年配のご夫婦で切り盛りされていて、カウンターではお客さんというより近所の親しい友人との会話という感じに阿佐ヶ谷のスーパーの話題などで盛り上がっていらっしゃいました。
コーヒーはモカマタリ。
店主さんは銀座「ランブル」「十一房珈琲店」の他、「ランブル」出身の方のお店「移山房」で修行経験がおありとか。
昭和のコーヒー然とした苦みのほとばしる香ばしさがありますが、甘みをじっくり引き出した深煎りのモカです。
自家製だというケーキも人気のようなので、合わせていただきます。
この日は葡萄のタルト。
日替わりなのか、調べるとかなりの種類のお菓子を提供されているようですが、季節のフルーツものをいただけるということで願ったり叶ったりでした。
やや薄手のタルトですが、たっぷり載せた葡萄のエキスがじんわりアーモンドの生地に染み出していて食欲をそそります。
葡萄は巨峰ではないかと思いますが、ちょっぴりビターかつ、焼き込むことで風味が凝縮してワインのような濃さになっています。
しっとりした生地と口の中でとけ合わせながら、コーヒーと馴染ませるようにいただきました。
今回は1杯しかいただきませんでしたが、錚々たる名店で経験を積まれてきている店主さんの焙煎した豆はもちろん、自家製のお菓子ももっと色々いただいてみたいなあと思いつつ、ごちそう様でした!