この連休は京都旅行に出かけたのですけど、かき氷を食べることだけを目的に奈良へ寄って行くことに。
奈良です。
伺いたかったかき氷屋さんは全国的な名店「ほうせき箱」さん。
この夏の「マツコの知らない世界」で紹介されてしまったり、訪問当日が大阪での催事出店と重なって本店が短縮営業になっていたり、前日夜スタートの予約が一瞬で埋まってしまったり、当日の公共交通機関が30分くらい遅れたら、数々の苦難に見舞われましたが、どうにかこうにかしてお店の予約を取ってたどり着くことができました。
パステルフルーツ氷。
お店の特徴であるカラフルなビジュアルで、こちらのお店が元祖ともいわれるエスプーマの載ったかき氷です。
3色のシロップは上からMIXラズベリー、バタフライピー、マンゴー。
全体に酸味がバランスよく利いて爽やかでフルーティーな味わいです。
トップの黒ぶどうはかなり大粒で、甘みも香りも強いもの。
名物のヨーグルトエスプーマと合わせていただきます。
バタフライピーは味わいとしてはそれほど印象に残りませんでしたが、ラズベリーの酸味とマンゴー独特の香りがとても風味豊かでした。
氷は天然氷ではなく、72時間という通常より長い時間をかけてじっくり凍らせた純氷を使用されていているとのこと。
天然氷でもガジガジしてしまっているお店もあったりしますけど、こちらはシロップととけ合いつつふわふわシュワシュワな質感に仕上がっていました。
中にも大粒のぶどうがゴロゴロ。
柿の葉和紅茶カスタード。
奈良県で作られる柿の葉和紅茶をベースにしたかき氷です。
トップには黄桃コンポートとミルクエスプーマ、紅茶のかかったミルク氷の中にたっぷりカスタード。
ふわとろの黄桃コンポート、ミルクエスプーマにははちみつで円が描かれます。
黄桃、紅茶、カスタードが幅を利かせる中で、はちみつの甘みと風味がつなぐような役割を果たしています。
ヨーグルトエスプーマと比べて明らかにコクの強いミルクエスプーマ。
味のバランスで考えるとヨーグルトの方が機能することも多そうですが、単体で食べるならミルクエスプーマの方が断然きめ細やかさや、味の濃さで上回っていました。
青リンゴヨーグルト。
こちらだけ器が違っていて、盛り方も山型になっていました。
全体にたっぷりかかっているのはヨーグルトエスプーマ。
甘酸っぱさが青リンゴとよく合います。
中には少し火が入っていそうな青リンゴがゴロゴロと入っていて、マスカルポーネが添えられていました。
甘酸っぱい爽やかな味わいの中で、マスカルポーネのコクの強い味は異彩を放っています。
中にもたくさん青リンゴが入っていたので、トップもその一つかと思いきや、明らかに食感の違うぷよんぷよんのコンポートでびっくりしました。
ちなみに青リンゴはブラムリーだったよう。
決して可愛さだけが売りではなく、しっとりきめ細かく削られた氷の質に驚かされました。
この氷だとどのメニューでも外れなさそうですよねえ。
そんなに気軽に「また行きたい!」と言えるような距離感ではないのですけど、関西に行った際には必ずまたと固く誓いつつ、ごちそう様でした!