博多でのランチが決まっていたのですけど、その前に少しだけ時間があったのでどこかでお茶でも……と思ったのですけど、目当てのコーヒー屋さんは臨時休業で、他に早くから空いているお店も見当たらなかったので、安定の名店「フランス菓子16区」さんへ。
イートインでいただける月替わりのメニューが気になったのですよね。
スープ・ドゥ・ペーシュ・ア・ラ・メゾン。
桃のスープに紅茶のアイスを浮かべてあります。
メニュー写真はこちらなのですけど、写真より実物の方が魅力的に感じられる気がします。
写真のものとは桃の種類が違うのかもしれませんが、お店の方に聞いても桃の種類は分かりませんでしたか。
ソース状の濃厚な桃のスープに、食感はスープとほぼ同じくらいの桃のコンポート、深い青のブルーベリーも3粒浮かべてあります。
何と言っても桃の甘い香りが印象的ですが、それと少し重なるようにニュアンスを替えるブルーベリーの酸味、紅茶のアイスの渋みが効果的に利いていました。
桃ってそのまま食べるのが1番美味しい、みたいなところがありますけど、たまにそれを超えてくるような珠玉の1皿に出会えることがあるのでこうして注文するのをやめられないのですよね。
わざわざ足を伸ばしてまで来た甲斐があったなと思える逸品でした。
月替わりでデセールは替えられるそうですが、このメニューは大人気なため7月、8月と継続されているのだそうなのですよね。
それは納得です。
アイスストレートティー。
桃に合うように選んだドリンクです。
飲み進めていると、氷も紅茶で仕込んでいるのが分かりました。
店員さんの接客やコミュニケーションもとても丁寧で、老舗の余裕にあぐらをかかない誠実さが、この飲食店激戦区にあって名店の地位を維持できている所以だなと思った次第です。
大満足でごちそう様でした!