lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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神保町の「GLITCH COFFEE&ROASTERS」で3種(Colombia Cauca El Paraiso Lychee、Colombia Huila Rodrigo Sanchez、Columbia Risaralda Milan)。

食後のコーヒーも神保町でいただいて行くことにして、存在は知りつつ未訪問だった「GLITCH COFFEE&ROASTERS」さんへ。

 

シングルオリジンのみのメニューで、世界中の豆を丁寧に紹介する形で提供してくださるコーヒー店です。

 

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店頭にディスプレイされた瓶には、豆の産地、製法、風味の特徴が細かく記載されていて、さらに注文時に店員さんに伺うと懇切丁寧に詳細を説明していただけました。

 

そんなこんなで、ちょっとコーヒー1杯ひっかけるつもりが、3杯注文。


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Colombia Cauca El Paraiso(Lychee)、Colombia Huila Rodrigo Sanchez、Columbia Risaralda Milan。

 

説明を聞いていて興味深かったコロンビアの豆を3品選びました。

違うタイプを色々いただこうかとも思ったのですけど、同じ国でも製法違いでどれだけ違うか、という飲み比べに惹かれてしまったのですよね。

コロンビアは世界の中でも新しい製法に挑戦している国なのだそうです。


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Colombia Cauca El Paraiso(Lychee)。

ワインの製造に使われる手法である嫌気性発酵によるもの。

 

こちらのコーヒーは豆自体の風味を最大限に感じさせるためかなり浅煎りでの提供で、隣のお客さんは「紅茶みたい」とおっしゃっていました。

さらにいえばローズヒップティーのようなフルーティーで鮮烈な酸味も感じられます。


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olombia Huila Rodrigo Sanchez。

クエン酸発酵というちょっと珍しい発酵によるもの。

嫌気性発酵よりさらに酸味と苦みにパンチがある印象で、レモンにかじりついたときの酸味と巨峰のタネを噛み潰したときくらいのはっきりした苦みが舌に残りました。


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Columbia Risaralda Milan。

乳酸発酵によるもの。

先の2杯に比べるとややぼんやりした味わいで、ライチ風味のヤクルトみたいな後味がほんのり残りました。


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ベースの味の方向性は近そうで、要素を微調整しているような違いを楽しめます。

焙煎の度合いやドリップの誤差もあると思うので、どの辺りが製法の違いによるところなのか判然としないのはもどかしいところ。

 

クエン酸ならレモン、乳酸ならヤクルトとやや説明に引っ張られた感想を持ってしまったのも我ながらどこまでピュアな感想だったか怪しんでいるところであります。


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極端な言い方をすると、1杯のコーヒーの美味しさよりも、コーヒーという飲み物の奥深い世界観に触れられるお店という感じでした。
1杯120ccくらいでそんなに量もないので、また伺うときはやっぱり2〜3杯は飲み比べたいなと思いつつ、ごちそう様でした!

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