どこかでランチでもと思って吉祥寺から散歩していましたが、西荻窪でカレー気分になったので「とら屋食堂」さんへ寄ってみることに。
昨年のゴールデンウィーク中に初訪問でスペシャルメニューをいただいたのみだったので、通常メニューのミールスが気になっていたのですよね。
ランチミールス。
1人客だからということもあるかもしれませんが、前回と同じ席に。
バナナリーフ風のプレートで提供されます。
パパダムの下にはらはらのライスと、穏やかな味付けのダール。
まずはこれだけでご飯が進む状態ですが、他メニューも合わせながらいただいていくことにします。
サンバル。
さらっとしていますが、野菜とお豆の風味で味に深みのあるもの。
左から人参、オクラ、キャベツ、ラッサム、そしてカード。
酸味強めのオクラと、クリーミーで野菜の甘みのよく出たキャベツが秀逸でした。
ワダ。
香ばしさと豆の甘み。
比較的やわらかめで食べやすい印象。
ここからはオプション追加で、まず筍のアチャールふきのとう風味。
筍のパキッという心地よい食感から筍の香りに乗って強い酸味が広がりますが、あとからふきのとうの風味がじわじわ強まってきたかと思うとあっという間に支配的なポジションをとっているイメージ。
豚の黒カレー。黒豚ではありません。
名前の通りだいぶ黒く仕上がったポークカレーです。
とがったスパイスの感覚はありながらも、比較的甘みとコクがあって食べやすいお味。
肉と脂のむんむんに香るカレーでした。
牛すじのアチャール。
こちらも強烈に酸味が口内を刺激してからの突発的な肉の旨み。
ギャップのある味の2要素が組み合わさっている感じがどこかで食べたことのあるものに近いなと思って頭を巡らせたところ、多分駄菓子の酢昆布に近かった気がします。
駄菓子に例えるのとかって飲食店の方からしたらいい気がしないかもしれないので、あまり言わないようにしていますが結構感じることがあって、製菓メーカーの味作りってすごいんだな!と感心させられる日々です。
ランチミールスの心地よさ、オプションメニューの尖り方がまるで別のお店みたいなコントラストになっていました。
とはいえ素材の味を最大限まで活かしているという意味では通底している部分もあり、オプションを追加しまくった分お店の魅力を存分に満喫できた気がします。
また次回のメニューが楽しみだなと思いつつ、ごちそう様でした!