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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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西荻窪の「とら屋食堂」で特別ミールス(枝豆入りサンバル、椎茸入りダール、パイナップルラッサム、ブドウのクートゥ、緑豆のメルクプラティ、カレーリーフ入りライスビーツ入りワダ他)。

5月の大型連休中に特別ミールスを提供されていた西荻窪の「とら屋食堂」さんへ。


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普段からミールスを提供されているこちらのお店ですが、連休中は特別に品目の多いスペシャルメニューを出されているとのこと。

 

連休前半と後半でメニューを変えていたそうですが、前半は予約がとれなかったので後半に参戦です。

前半はお店の基本メニューを揃えて、後半は少しアレンジを加えたオリジナリティ溢れる「応用編」にしたそうです。


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サンバラム。

生姜やパクチーを煮出したさっぱりしたヨーグルトドリンクのようなものだったと思います。

甘い飲み物ではなくて、実際口にするまで味が想像できませんでした。

 

右に見切れているのは、木を煮出したピンク色の水・パッティンガム。


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マンゴーパヤサム。

ココナッツ風味のマンゴーペーストのようなデザートの一種。

チリが香ったような気もしました。


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セロリのアチャール。

かなり強い酸味、塩気がありますが、それに負けないセロリの香りの力強さを改めて感じさせられます。

 

パヤサムとこちらの2点は持ち帰りも可能な容器で提供されました。

 

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うかうかしているうちにどんどんお料理が揃ってきます。


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生姜スライス。

最初に食べるよう案内のあった1品。

内臓を目覚めさせて、食欲を喚起するとともに消化を助けるイメージ。

お寿司で言うところのガリの役割に近いかもしれません。

 

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枝豆入りサンバル。

枝豆は鞘ごと入っていて少し驚きました。

 

繊維質が強くて噛みきれないドラムスティックに似ているなと思いながら食べていたのですけど、まさにそれをイメージして入れたのだそう。

「ドラムスティックみたいに噛みきれないけど口に入れてしがいてエキスを味わって、最後に残った繊維質は出してもらっていい」という説明を聞いて、ドラムスティックってそう食べるのか……と初めて知りました。

 

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芽キャベツのアチャール。

ごろっと丸ごと使った芽キャベツは、オイルがよく染み込む食材なので味が強めに出ています。

それでいて芽キャベツ自体の甘みもしっかり。


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マンゴーアチャール。

こちらは市販品を使われているそうですが、納得のいく銘柄を選び抜いたのだとか。

味はかなり強めで、チャツネやライス、カード辺りと合わせながらいただきます。


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ワサビ風味のチャトニ。

経験したことのない取り合わせでしたが、食べる前から何となくよさそうなのが想像できるような相性のよさできた。

ほんわり広がるワサビの香りが、ワサビ漬けなんかに近いかも。


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ココナッツチャトニ。

こちらはシンプルでスタンダードなものですが、想像よりミルクに深みのある味わいで、存在感がありました。


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椎茸入りダール。

以前から某店のビリヤニをいただくと「椎茸みたいな風味がする……」と思うことがあって、多分椎茸に近い香りと認識しているスパイスがあるのですけど、そのおかげでさほど違和感なく馴染みある味に感じられました。

豆もしっかり旨みが出ています。


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パイナップルラッサム。

パイナップルは甘みが強いので飲み込まれていますが、もともと比較的酸味も強い素材なのですよね。

ラッサムにも自然な形で馴染んでいて面白かったです。


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ブドウのクートゥ。

大きめのブドウがごろっと入って、ココナッツミルクで炊いたもの。

クセがなくてとても食べやすい1品でした。


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カボチャのティーヤル。

同じココナッツ風味ですが、こちらはローストココナッツの風味を活かしたカレー。

カボチャの少し青っぽさのある甘みが生き生きとしてきます。


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ベジタブルクルマ。

クートゥと若干被るようでいて、具材の味の違いでニュアンスはかなり差のある仕上がりになっていて面白いです。


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カード。

辛みの強いアイテムはなかったので、酸味系のおかずやライスと合わせていただきました。


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とうもろこしのパチャディ。

ヨーグルトの白の中に映えるコーンの黄色とカレーリーフの緑が印象的。

シャバシャバ系で、味わいもヨーグルトの酸味が前面に出てさっぱりしたものでした。


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キャベツと人参のトーレン。

ココナッツファインを入れた野菜の蒸し煮料理。

トーレンは軽めの料理のイメージがありますが、こちらはややしっかりめの味付けになっていたと思います。

 

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緑豆のメルクプラティ。

緑豆の炒め煮。

緑豆っていまいち上手い使い方が分かっていなかったのですけど、この1品がツボにハマってしまって家でしょっちゅう真似るようになっています。

オイル多めで塩気を強めにするといい感じになるイメージ。


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ライス(タイ米)。

ライスは2種類。

ハラハラと炊かれたタイ米と。


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カレーリーフライス。

カレーリーフライスというもの自体初めていただきましたが、炒めたカレーリーフをライスに混ぜ込んだものということでしょうか。

これだけのスパイスおかずの中にあって、群を抜いて印象に残ったと言っても過言ではないくらい風味がよかったです。


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これで1通り揃ったかと思いきや、


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ワダ、パパドといった揚げ物系が遅れて登場。


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ビーツ入りワダ。

ビーツの甘みとともに、根菜らしい土気のある香りが味わいに深みを出したワダ。


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パパド。

 

どれも美味しくてあっという間に食べてしまったのですけど、特に気に入ったクートゥ、クルマ、サンバル、メルクプラティ辺りをおかわりさせていただきました。


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バナナ。

バナナはとりあえずデザートだよな……?と思いつつ最後にむしゃむしゃ食べていたら、最後のひと口を口に入れたところでお店の方が気が付いて、「ぜひパヤサムと一緒に!まだ口にバナナが残っているうちに!」と教えてくださったので、「パヤサム!パヤサム……パヤサム?」と目を白黒させたのでした。

※無事に合わせていただけました


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ファンネルティ。

 

というわけで、2度見してしまう目新しさとシンプルな美味しさがぎゅうぎゅうに詰まったミールスでした。

通常営業のいつものミールスもまた計算し尽くされたバランスのよさだというお噂なので、またぜひいただきに伺いたいなと思いつつごちそう様でした!

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