この日はコーヒーをいただきに「眞踏珈琲店」さんへ。
店主さんが働かれていたという青山の「蔦珈琲店」さんのマスターが2023年2月に亡くなり、同5月に同店の閉業が発表されたということで、こちらのコーヒーを飲みたくなったのですよね。
琥珀。
当たり前のように多くの店で世界中の産地のコーヒーを楽しむことができるようになっている昨今ですが、この両店はブラジルサントスNo.2の単一豆に絞ってコーヒーを提供されているのが特徴なのですよね。
両店ともにその味を、ブラジルらしい苦みを基調としつつ、焙煎で甘みを引き出した味わいという趣旨で説明されています。
よく飲み慣れた味のようであり、高級フランス料理のコンソメを思わせる洗練された趣きもあり。
当たり前なのですけど、コーヒーらしい味だなという思いがいつも残るのですよね。
カップは「蔦珈琲店」さんで最後に出していただいたのと同じ真っ白なカップでしたが、なぜかソーサーはブルーローズでした。
たまたまなのか、こういうのもあるのですかね。
「眞踏珈琲店」さんの店主さんが「蔦珈琲店」さん時代の思い出をツイートしているのを拝見して、コーヒー屋さんを好きになる理由の1つに「物語」があるなあと感じました。
これからは「眞踏」さんに長く通っていきたいなと思いつつ、ごちそう様でした!