朝のうちに家へ戻りましたが、この日は午後から予定があったので、午前中のうちにと思ってササッと吉祥寺へ移動。
少し久しぶりの「珈琲笠間」さんへ伺います。
ちょうど空いたところだったカウンターに席をいただいて、注文したのはウォータードリップの冷たい珈琲。
ダッチコーヒーの器具で抽出した水出し珈琲ということのようです。
ダッチというとオランダっぽい名前をしていますが、オランダの植民地だったインドネシアが発祥の抽出方法のようです。
苦みが強いとされるロブスタ種の豆を美味しく飲む方法として考案されたものということで、比較的深煎りの「笠間」さんの豆が性質はそのままにより穏やかな表情を見せてくれているような、やさしく爽やかな1杯になっていました。
甘夏のベイクドタルト。
果肉だけでなくピールも甘く炊いて入れ込み、チョコチップと合わせた焼きタルトです。
あん焼きを彷彿とさせるような素朴なもちもち感の生地。
もったりした質感ですが、甘夏の香りとチョコチップの甘みが加わったビターな甘酸っぱさが爽やかな味わいにまとまっていました。
爽やかさとビターさがそれぞれ同じ方向を向きつつ、微細に違いのある要素が噛み合って強度を増して感じられる組み合わせでした。
最近10年以上使っていたコーヒーサーバーを割ってしまって、次は新たに片口を買ってみようと思っているので「笠間」さんに相談したところ、奥から色々出てきました。
口の広さや生地の色、さらには見た目のイメージと実際の容量に意外と差があることなどを教えていただけたのですよね。
1番左と1番右の器だと右の方が大きく見えるのですけど、口の高さの関係で実は左の方が多く入るという。
作家さんや陶器屋さん、個展会場などを教わったので、しばらく回ってみてビビビッとくる器を探してみたいと思います。
次回伺うまでに決められるかな?など考えつつ、ごちそう様でした!