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リベルターブル。
2013年10月に移転オープンした森田一頼シェフのパティスリー。
スイーツらしくない素材を使った独特の世界観のあるケーキをいただけます。
店員さんは銀座のデパートの化粧品売り場にでもいそうな美女を揃えていました。
まだオープン間もないこともあってか、打ち合わせや写真撮影を行っていてかなりゴタゴタされている中ちょこちょこと購入。
クロワッサン(252円?)。
かなり強い焼き色が印象的。
巻き方もざっくりとした感じ。
ザクザクパリパリの表面はさることながら、強い歯ごたえの内側はバゲットのクラムのよう。
しっかり火は通っていそうですが液状のバターが溢れてくるほどのバター感です。
ゼニス(840円)。
基本はシブースト、見た目に変わったところはありません。
かっちんかっちんのキャラメリゼを割るとシブーストクリームとキャラメリゼされたリンゴ。
キャラメリゼは香りよく濃厚で、リンゴは意外とさっぱり。
ここまでは甘い甘い甘いの応酬なので、ひとつひとつは甘すぎはしないもののちょっと単調。
しかしここからが本領です。
サクッと軽い食感のタルト生地に敷き詰められたこちら。
フォアグラのフランなのです。
値段の理由はここですね。
わりとがっしりとした食感のフランはかなり塩気が立っています。
フォアグラっぽさは控えめな気も。
「フォアグラのフラン」としてのクオリティはちょっと微妙な気もしますが、甘い部分としょっぱい部分のバランスはさすがに絶妙。
塩気を効かせたスイーツとして面白味はとてもありますが、フォアグラを食べている感覚は少ないので期待からすると満足感は少ないかもしれません。
シャルム(651円)。
こちらは要するにモンブラン。
さりげなく振りかけられている茶色の粉はシナモンだったでしょうか。
フランス産栗使用のマロンペーストはふんわりエアリー感を残したもの。
クリームシャンティもミルキーなコクが感じられて美味しいです。
甘みのバランスも落ち着いた印象で、大人なスイーツです。
中心にはマロングラッセが。
これは自家製ではないかもしれませんが、ネッチリ濃厚で固め食感の本格的なものでした。
確かに食べるとポルチーニが鼻からシューッと抜けていきます。
なにか食べたことのある甘みな気がしますが、何だったかな・・・。
和菓子系のコクのある甘みに感じられました。
先鋭的で面白いとは思いますが、まだ期待を煽るほどに魅力を感じる仕上がりではない気もします。
シンプルなスイーツ部分のレベルの高さは文句なく美味しいので、今後に期待です。
ヴィエノワズリーは奇を衒っていなくてどれも美味しそうでした。