誕生日だったので親に「食べたいケーキを買ってきていいよ。」と許可を受けました。
たまにはモンブランではないものを・・・、と思ったものの選択肢がありすぎて悩んでしまったので、母はどんなケーキが食べたいか参考に聞くと・・・、
「季節的にモンブランとか。」
と言われてしまいまして・・・w
とりあえずやってきたのはオーボンヴュータン。
昨シーズンは紙一重のところで季節を逃してモンブランをいただけなかったんですよね。
行く前に電話して伺うと今日はモンブランが出ているということ。
「2個」取り置きをお願いしてきましたが、11時前の時点で既に売り切れていましたよ。
朝9時オープンとはいえ、平日でこれですか・・・。
僕はモンブランはイートインで食べたかったので、こちらで1つはいただくことに。
モンブランを1つ母に、僕には別のケーキを買って帰りましょう。
というわけで、モンブラン(350円)。
この値段ですからもっと小振りなのかと思っていましたが、しっかりとしたサイズですね。
淡いマロンクリームの色といい、今にもとろけ出しそうな風合いといい、早くフォークを入れたくなります。
ちょっとマロンクリームがカップからはみ出しているのはご愛嬌です。
断面はこんな。
マロンクリームは見た目通りふわっふわでクリーミー、とてもなめらかながらマロン感もしっかりあります。
このお店のことですからお酒ガツン!かと思いましたが、そんなことはなかったです。
クリームシャンティとマロンクリームがよく馴染んでいて、同時に口に入れると相性バッチリ。
後味に「クリームのコクーー」と力強く残る一方鼻にマロンの香りが抜けます。
ちょっと汚い写真ですが、食べ進めると意外に中心部のマロンペーストが多かったのでもう一枚パチリ。
マロンペーストはしっかり固めの食感で、これを食べ始めると全体が崩れてしまいました。
ベースのメレンゲはジャリジャリと崩れた後も一つ一つの粒まで砂糖の甘味と苦味が残る、味わい深いものでした。
いやいや、どのパーツを取っても抜け目のない、トロトロ系モンブランではやはり最高峰と言って間違いないでしょうねー。
そしてもう一つケーキを選びまして、帰宅です。
テイクアウトの箱はこんな包みに。
いやいや、気合い入っていますね。
この包装紙、リボンで結んであるばかりでシールで留めていないんですよ。
シールを剥がすときに箱をゴソゴソ動かすとケーキが崩れてしまったりしますからね、そういう配慮でしょうか。
と思ったら、ケーキの裏を箱の底にテープで止めてあって非常に取り辛かったですw
おかげで全く崩れていなかったですけどね。
スノブ(520円)。
誕生日ですから華やかな見た目のものをチョイスw
こちらはARAPROさんやまっつんさんも召し上がられていたので気になったいたんですよねー。
この写真を撮っている辺りで母はモンブランを完食です。
「美味しかった。」そうです。
一つ一つ丁寧に添えられた飴の板とチョコもアートですね。
表面の鮮やかなフランボワーズのジュレ、しかしその層は実に薄く塗られているだけで、実体はほとんどがピスタチオの薄黄緑色をしたケーキです。
断面はこんな感じ。
ピスタチオのムースは比較的しっかりした食感、スッとフォークが入ります。
中心部にはピスタチオの濃厚に香るブリュレが構えています。
ベースのジャクジャクとした食感を楽しんでいるとゴロッとピスタチオの実も登場します。
この実がガリッとかなり強めの食感、香りもしっかりして際立ちます。
フランボワーズとピスタチオの組み合わせがいいのは当然として、スッと涼しげに消えて行くムースを舌に引き付けようとするような粘着力のあるジュレの食感も相乗効果を出しているようです。
食べている途中若干飽きてきそうになり、この辺りでチョコが欲しいなーと思ったところで、上に刺さったチョコレートをいただきましたw
「ザ・計算された作り」ですw
素晴らしいケーキを食べた・・・、という後味に浸れるケーキでした。