学生生活も残り少ないですので、今のうちしか出来ない馬鹿な思い出も色々作りたいものです。
というわけでこの日はお馬鹿な思い出作りにこちらへ。
SATSUKI。
紀尾井町にあるご存知ホテル・ニューオータニのロビィ階にあるカフェダイニング。
正面玄関ではない入り口から入ってしまったので少し迷いましたが、なんとか到着。
テイクアウトのショウケースで実物を見てから店内へ。
サービスの男性人は一歩間違えばSPのようでしたw
席に着きメニューを見ると注文したかった品が載っていません。。。
しかし確認すると普通に「ありますよ。」とのこと。
ほどなくしてやってまいりました。
三栗物語(1890円+サ料189円)。
2000円超えです。
下にチラッと見えている説明書きの紙をもらえましたよw
シェフがモンブランのレシピを考える際様々なマロンクリームを作り食べ比べる中で、その「食べ比べ」を楽しんでもらおうと考案されたこちらの一品。
要するにフランス風、イタリア風、和風ですね。
サイズとしては1つがケーキ屋さんのモンブランの3/4くらいでしょうか。
3つで9/4ということになりますから、まあ全部食べると普通のモンブランの2個以上にはなる計算ですね。
・・・あくまで僕の印象ですけどw
では一つずつ。
Paris。
「マロンのクラフティーの上にメレンゲをのせフランス栗の香り豊かなマロンクリームで贅沢に仕上げました。」。
マロンペーストはとても濃厚、コクの塊です。
和栗でなくてこんなにもこっくり濃厚なマロンペーストがあるのですね。
お酒は効いておらず、ずっしり濃厚なフランス栗の香りを味わえます。
甘さ控えめなので重すぎることもありません。
構成はクラフティーの上にメレンゲ、マロンペーストと非常にシンプル。
メレンゲもサックリとしておいしかったです。
ベースのクラフティは中にも栗ペーストが。
Paris。
「イタリア産のマロンとラムレーズンをふんだんに使ったチーズロールに、リコッタチーズのクリームを絞り、濃厚なマロンクリームをたっぷり絞りました。」
続いてこちらのマロンペーストはさっぱりしている印象。
フランス栗の後だからかもしれませんがかなり軽やかに感じられました。
リコッタチーズを使ったクリーム、甘さを抑えたチーズロール、ラムレーズンの涼やかな香りで爽やかなモンブランです。
特に、こんなにラムレーズンを美味しいと感じたのは初めて、というくらい美味しいラムレーズンで、レーズン一つを取ってもプチッとした食感が絶妙でした。
チーズロールはモチモチ感こそ欠けるものの、肌理細やかな生地のしっとり感はさすがです。
この「さっぱり」「爽やか」「軽やか」なノリは、まさにイタリア人男性を思わせるような一品ですw
Tokyo。
バニラクリームはこの季節限定なのだとか、雪山のイメージです。
こちらの名物「スーパーモンブラン」のミニバージョンのようです。
フォークを入れるとずっしりと重く、3つの中でも最も固いマロンペースト。
色々食べてきた印象ですが、正直三田産の和栗ってかなり閉塞的というか全てを丸め込んでしまうような濃厚さなんですよね。
あまりモンブランに向かない気が・・・。
中はコリッコリッとした食感の軽快な甘露煮は小さいのが残念ですが普通に美味しいです。
「くず餅で包まれたこし餡入り麩まんじゅう」は小さいのに懲りすぎていてもはやよく分かりませんw
ベースのタルトは玄米粉と和三盆を使用しているということで、確かに素朴でホロッとした食感もあり美味しかったです。
卓上に用意された調味料の籠の中に何やら色々入っていたので出してみると、全て甘味調味料でしたw
撮影用に並べていたところ、水を注ぎ足しにサービスの方が近づいてくるハプニングもw
3つ食べてみた感想としましては、3つは多いかな、と・・・(笑)。
どれも細部にまでこだわった緻密な要素の一つ一つはとても丁寧で美味しいです。
そもそもの目的「マロンペーストの食べ比べ」というコンセプトを聞くと頷けますけど。
「美味しいケーキ、美味しいモンブランを食べたい!」という方には向かないかもしれません。
・・・僕のストライクゾーンにはズバッと入っていますかw
まあ物には適量というものがありますね。
この後塩気とコーヒーが欲しかったのは言うまでもありません。